日本 対 パラグアイ 見どころ
険しき道を乗り越えW杯出場権を手にした日本代表が、W杯への新たなスタートを切る。チーム強化とともに始まるのは選手たちのサバイバル。南米の強豪であるパラグアイを相手に日本がどんなサッカーを見せるのか。注目の試合が幕を開ける。
「できるだけ多くの選手を使いながら、システム等々も状況によって試せるものは試していきたい」
前日会見で森保一監督がそう話したように、キリンチャレンジカップでは中3日で迎えるブラジル戦を含めて多くの選手を積極的に起用することが考えられる。DF冨安健洋、MF守田英正といった選手が前日練習を回避したことを考えても、普段とは多少なりともメンバーを入れ替えて臨むことが濃厚だ。
そういう試合だからこそ、より一層、選手一人ひとりのアピールが求められることになる。中盤ではMF原口元気やMF鎌田大地、ワイドではMF堂安律やMF三笘薫らにチャンスが訪れる可能性が高く、ここまで主軸になり切れていない選手としてはここでの結果が大きく求められるだろう。最終ラインでもDF長友佑都の右サイドバックを試すことも考えられ、主力で臨むことが予想されるブラジル戦を踏まえた選手選考になりそうだ。
チームとしてはアジアの戦いから世界との戦いへアジャストしていく必要がある。これまでは基本的にボールを持ち、主導権を握る展開が多かった中で、ここからは逆のパターンが増えてくるのは間違いない。その中でいかにゼロの時間を増やし、カウンターや隙を突く攻撃でゴールを奪っていくか。これまで以上に相手を見ながらサッカーをすることが求められ、チームとしての攻撃のバリエーションも幅広くしていかなければならないだろう。
パラグアイはプレミアリーグで活躍するニューカッスルのMFミゲル・アルミロンらが来日。コンディションの具合こそ分からないが、南米予選のメンバーが中心となり、強敵として日本の前に立ちはだかりそうだ。
攻守に南米の雄を上回れるか。注目の試合は2日19時キックオフだ。
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