バルセロナは10日、MFセルジ・ロベルト(30)との契約を2023年まで延長したことを発表した。
S・ロベルトは今季限りでバルセロナとの契約が切れる状況だったため、その去就が注目されていた一人だった。アトレティコ・デ・マドリードなどからの興味が報じられてきた同選手だったが、スペイン『ムンド・デポルティボ』曰くチャビ・エルナンデス監督の説得もあって残留を決めたとのこと。チャビ監督は、負傷によって今季起用することがかなわなかった元チームメートについて、右サイドバック、アンカー、右インサイドハーフなどで起用できるポリバレント性を高く買っているようだ。
またS・ロベルトのバルセロナ残留は、ただクラブに残ることを決めただけでなく、減俸を受け入れたことも意味するようだ。『ムンド・デポルティボ』によれば、S・ロベルトはクラブが財政難に陥っていることを理解し、60%の減俸を承諾したという。新年俸はグロスで500万ユーロ、契約解除金は1億ユーロダウンの4億ユーロに再設定されたとのことだ。
2011年に4月27日にバルセロナのトップチームでデビューを果たし、同クラブ一筋でプレーし続けたS・ロベルトは、今回の契約延長に際して次のようにコメントしている。
「クラブ、会長、監督に感謝をしたい。チャビは、僕が負傷を忘れるために手術を受けるように勧めた。最初から、ずっと僕に対する信頼を示してくれたんだ。チャビにもクラブにも感謝をしているし、ピッチ上の結果でその信頼に応えられたと思っている」
「もう1年、ここで続けられることを、とてもうれしく思う。14歳からこのクラブにいて、もう30歳になった。人生の半分をこのクラブで過ごしているんだ。このクラブにこれだけ長い間いられるなんて夢のようだし、またピッチ上で楽しみ、ファンに喜びを与えられることを願っている」
「来季はとても素晴らしいものになるはずだ。僕たちは全員で団結しなければならない。クラブがどういった状況にいるかは分かっているし、僕たち一人ひとりが力にならないと。自分はもう、そうしたよ。ここから、100%の力で仕事に取り組んでいきたいね」
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