試合の概要
バルセロナとアスレティック・ビルバオ。先日のスーペルコパ・デ・エスパーニャ(2-3)でも“死闘”を繰り広げた両者が、リーグ戦でも再び相まみえる。
バルセロナ（3位 勝点37 ｜ 11勝4分4敗 ｜ 39得点17失点）
スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝では90分に追いつかれ、延長開始3分で逆転を許し、その後主将リオネル・メッシが暴力行為で一発退場と、ビルバオ相手に厳しい敗戦を喫したバルセロナ。しかしその試合を除けば、直近の公式戦11試合で9勝2分け無敗。調子自体は上向いていると言える。
メッシも出場停止処分を消化し、先日のコパ・デル・レイ（vsラージョ：2-1）から復帰。長期離脱を強いられていたセルジ・ロベルトもトレーニングに戻って来た。その一方で、セルヒオ・ブスケツが累積警告で出場停止に。代役にはミラレム・ピャニッチの起用が予想されている。
前回対戦ではボールを握りながらも、統率の取れた激しい守備と鋭いカウンターに苦しみ、3失点を喫しているバルセロナ。今回もボールを保持する時間は長くなることが予想されるが、ポゼッションの質を高めるため、さらに攻撃終了後のセカンドボール回収やトランジション時において、ブスケツの代役となるピャニッチのパフォーマンスは大きく試合に影響を与えることになりそうだ。
注目選手：リオネル・メッシ
コパ・デル・レイで2試合の出場停止から戻ってくると、早速ゴールを決めて見せたメッシ。前回の直接対決はアシエル・ヴィジャリブレに“してやられた”感もあり、人一倍リベンジに燃えていることだろう。現在1試合消化が多いながらも、首位のアトレティコ・マドリードとは10ポイント差。これ以上離されればリーグタイトル奪還は難しくなる。難敵との一戦で、再びネットを揺らすことができるだろうか。
予想スタメン（4-3-3）
GK：テア・シュテーゲン
DF：デスト、アラウホ、ラングレ、アラバ
MF：デ・ヨング、ピャニッチ、ペドリ
FW：グリーズマン、メッシ、デンベレ
アスレティック・ビルバオ（9位 勝点24 ｜ 7勝3分9敗 ｜ 26得点23失点）
シーズン前半は不安定な戦いが続いていたが、スーペルコパ・デ・エスパーニャでは準決勝でレアル・マドリーを下し（2-1）、決勝バルセロナ戦では劇的な逆転勝利を飾ったビルバオ。これがきっかけとなり、以降公式戦では3連勝。25日の第20節ではヘタフェを5-1で粉砕するなど、一気に調子を上げてきた。現在スペインで最も“ノりに乗っている”チームの1つだろう。
過密日程が続く中、先日のコパ・デル・レイ（vsアルコヤーノ：2-1）ではイケル・ムニアインやイニャキ・ウィリアムスなどをやや休ませることができた。その一方で、守備の要であるイニゴ・マルティネス、そしてミケル・バレンシアガはケガを抱えており、バルセロナ戦は欠場する見込みとなっている。前回対戦で好プレーを見せていた2人を欠くのは痛手となりそうだ。
それでも、ビルバオはスーペルコパ・デ・エスパーニャ以降、自分たちの堅守速攻スタイルへの自信をさらに深めているはず。そのため、今回の対戦でもやることは変わらないだろう。規律ある激しい守備でバルセロナのボールロストを誘い、手数の少ない効果的なカウンターでゴールを狙うはずだ。リーグ戦でも世界屈指の強豪を下し、目標である欧州カップ戦出場権獲得へ突き進んでいけるのだろうか。
注目選手：ラウール・ガルシア
レアル・マドリーとヘタフェ相手に2ゴールを奪うなど、直近5試合で5ゴール。34歳の経験豊富なベテランアタッカーは絶好調だ。得意の空中戦や体を張ったポストプレー、さらに前線からの激しい守備でチームに大きく貢献する彼は、前回対戦でもバルセロナを苦しめていた。大一番で頼りになる男の活躍に期待したいところだ。
予想スタメン（4-4-2）
GK：シモン
DF：カパ、ヌニェス、イェライ、ユーリ
MF：デ・マルコス、ベンセドール、D・ガルシア、ムニアイン
FW：I・ウィリアムス、R・ガルシア
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年2月1日（月）日本時間5:00
- 解説：小澤一郎 実況：桑原学
- 会場：カンプ・ノウ
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