試合の概要
インターナショナルウィークが明け、再開するラ・リーガ。第23節では、バルセロナとアトレティコ・マドリードによる名門同士の直接対決が行われる。
バルセロナ(順位:5位 勝点35 | 9勝8分け4敗 | 32得点23失点)
多くの期待を受けて就任したチャビ・エルナンデス監督。しかし難しい状況での途中就任ということもあり、劇的な変化をもたらしたとは言えず。ここまで指揮を執った14試合で6勝4分け4敗。首位のレアル・マドリードには15ポイント差をつけられ、コパ・デル・レイも敗退を喫している。
そうした中、1月の移籍市場では積極補強に動き、フェラン・トーレスやアダマ・トラオレ、そしてピエール=エメリク・オーバメヤンの獲得に成功。課題であった前線は充実した戦力となり、シーズン後半戦へ向けて戦力は整ったと言えるだろう。
そして迎える今回の大一番。長期的に見ても、今後に向けた自信を手にするために勝利がほしい一戦だ。アトレティコは難しい状況に陥っていることもあり、絶好の機会とも言える。誰よりも「バルセロナを知る」チャビ監督の下で、栄光を築いたシステマティックなポゼッションとハイプレスを取り戻しつつある中、結果はついてくるだろうか。
注目選手:フェラン・トーレス
トラオレやオーバメヤンは加入間もないこともあってベンチスタートが濃厚。移籍拒否のウスマン・デンベレはチームを外される可能性が高く、アンス・ファティやメンフィス・デパイも欠場が濃厚だ。この21歳スペイン代表FWにかかる期待は大きい。すでに加入後3試合で1ゴール1アシストを記録するなど好スタートを切っているが、右サイドで幅を取りつつ、一対一の状況で積極的に仕掛けていくことが求められそうだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:テア・シュテーゲン
DF:アウヴェス、アラウホ、ピケ、アルバ
MF:F・デ・ヨング、ブスケツ、ペドリ
FW:フェラン・トーレス、L・デ・ヨング、ガビ
アトレティコ・マドリード(順位:4位 勝点36 | 10勝6分け5敗 | 36得点26失点)
昨年末にはディエゴ・シメオネ政権初のラ・リーガ4連敗を喫するなど、就任11年目で最も厳しい状況を迎えているアトレティコ。直近の公式戦も4試合でわずか1勝(1勝1分け2敗)、コパ・デル・レイ敗退も余儀なくされた。さらにチーム内の不和がメディアで取り上げられ、強烈な団結を誇ってきたチームにほころびが見え始めていると指摘されている。
そうした中で迎える今回ビッグマッチだが、アントワーヌ・グリーズマンやマルコス・ジョレンテ、ジェフリー・コンドグビアはケガのために間に合わず。またキーラン・トリッピアーが退団したため、獲得したばかりのダニエル・ヴァスにいきなり出番が回ってくるかも知れない。また幸いなことに、守護神ヤン・オブラクは新型コロナウイルスから復帰したようだ。
この調子を引きずってしまえば、優勝はおろかトップ4の座も危うくなってくるアトレティコ。1ポイント差で迎えるバルセロナとの一戦は、敵地でも3ポイントを狙いたい。試合を通じてポゼッションを譲ることにはなりそうだが、それでも最初から自陣に引きこもるのではなく、前後半の立ち上がり等重要な時間帯は積極的なハイプレスで相手を抑えたいところ。直近のラ・リーガ4対戦では2勝2分けと勝ち越している彼らは、今回の対戦でも結果を残すことができるだろうか。
注目選手:アンヘル・コレア
今季のチームトップスコアラー(8ゴール)。背番号10は前節バレンシア戦(3-2)の劇的決勝弾を含め、何度もチームを救ってきた。リーグ戦直近3試合で4ゴールと調子も良い。アルゼンチン代表としてワールドカップ予選を戦ったためにコンディションはやや気がかりだが、重要な局面で再びネットを揺らすことを期待したい。
予想スタメン(4-4-2)
GK:オブラク
DF:ヴァス、ヒメネス、サヴィッチ、エルモーソ
MF:カラスコ、デ・パウル、コケ、レマル
FW:コレア、スアレス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年2月7日(月)日本時間0:15
- 解説:戸田和幸 実況:倉敷保雄
- 会場:カンプ・ノウ
関連記事
●デンベレを放出できなかったバルセロナ、チャビは起用も視野に入れる? |ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。