試合の概要
6シーズンぶりのトップ4フィニッシュを目指すアーセナル。第23節では、本拠地エミレーツ・スタジアムでバーンリーと対戦する。
アーセナル(順位:6位 勝点35 | 11勝2分け7敗 | 33得点25失点)
クリスマスを4位で折り返し、チャンピオンズリーグ出場権獲得の期待が高まるアーセナル。しかし元旦のマンチェスター・シティ戦を1-2で惜敗すると、FAカップでは2部相手に敗退、リヴァプールとのリーグカップは1分け1敗で準決勝で姿を消した。また第22節トッテナム戦の延期要請が非難の対象になるなど、ピッチ内外で嫌なムードが漂っている。
新型コロナウイルスや負傷による離脱者の多さももちろんだが、さらに心配なのが退場者の続出。年明けからの公式戦4試合中、3試合で10人での戦いを強いられている。ミケル・アルテタ監督も「根絶しなければならない。心配だよ」とコメント。マン・シティ戦を始め、良い内容のゲームを退場で壊してしまうことも少なく、チームをコントロールできる選手・監督のキャプテンシーが必要とされている。
迎えるバーンリーとの一戦は、嫌な雰囲気を吹き飛ばすためにも勝ち点3、そしてポジティブな内容が求められる。アフリカ・ネーションズカップから戻ってきたばかりのトーマス・パルティが出場停止、その他やりくりはギリギリの状態ではあるが、今季積み上げてきた緻密なビルドアップと若手の躍動が今一度必要だ。また、バーンリーの代名詞であるハイボールの対処も重要となる。
注目選手:冨安健洋
20日のリヴァプール戦で負傷から戻ってきたが、アルテタ監督も「ケガ人の問題で起用せざるを得なかったが、本当は使いたくなかった」とコメント。コンディションが万全でなく、ここまで見せてきた目覚ましいパフォーマンスとはいかなかった。だが、右サイドバック離脱者続出、さらにハイボールを駆使するバーンリーとの対戦を考えれば、冨安の力は必要になる。中2日と厳しい日程の中、コンディションを整えられるだろうか。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ラムズデール
DF:冨安、ホワイト、ガブリエウ、タヴァレス
MF:サンビ・ロコンガ、ジャカ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ラカゼット
バーンリー(順位:20位 勝点11 | 1勝8分け8敗 | 16得点27失点)
ショーン・ダイシ政権10シーズン目を迎えたバーンリーだが、今季は苦しい戦いが続いている。特に新型コロナウイルスの感染拡大により、ここまでリーグ最少の17試合しか消化できず(最多のチェルシーは23試合消化)。公式戦最後の勝利は昨年10月末のブレントフォード戦(3-1)と約3カ月も白星から遠ざかり、最下位に沈む状況だ。
さらに、もともと得点力不足に悩まされているチームだが、シーズン途中にエースFWクリス・ウッドを残留争いのライバルであるニューカッスルへと引き抜かれた。また、チーム最多得点者(6ゴール)のマクスウェル・コルネがアフリカ・ネーションズカップで離脱中。さらに感染拡大の影響で誰が起用できるかも定かではない中、アーセナルとの一戦を迎えることになりそうだ。
厳しい状況のバーンリーだが、やること自体ははっきりしている。4-4-2の組織的なブロックとハードワークから、前線の高さを生かしたダイナミックな展開を狙うことになる。そしてそれは、アーセナルに非常に有効な戦い方になるだろう。この難しい時期に、強豪相手に最低でも1ポイントを獲得したい。
注目選手:ジェイ・ロドリゲス
イングランドで長年活躍してきたベテランアタッカー。今季は9月のリーグカップで1試合4ゴールと大暴れを見せた後、なかなかゴールが遠い時期が続いていたが、直近のFAカップで久しぶりにネットを揺らした。愛する地元クラブを降格から救うため、アーセナルとのビッグゲームをきっかけにしたい。
予想スタメン(4-4-2)
GK:ポープ
DF:バーズリー、タルコフスキ、ミー、ロートン
MF:レノン、ウェストウッド、コーク、ブラウンヒル
FW:ヴィドラ、ジェイ・ロドリゲス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:林陵平 実況:永田実
- キックオフ:2022年1月23日(日)日本時間23:00
- 会場:エミレーツ・スタジアム
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