明治安田生命J1リーグは29日、AFCチャンピオンズリーグの日程変更を受けて前倒しとなった第22節を開催。豊田スタジアムで2位の名古屋グランパスと首位の川崎フロンターレが相対した。
首位攻防戦となった今節、ホームの名古屋は前節のガンバ大阪戦から1枚を変更。右サイドバックにDF成瀬竣平ではなくDF宮原和也を起用した。一方、敵地に乗り込んだ川崎Fは、MF旗手怜央とMFジョアン・シミッチがスタメンに復帰。調子の上がっているFWレアンドロ・ダミアンを最前線に置き、勝利を目指した。
試合は立ち上がりから川崎Fが圧倒する。古巣対決のジョアン・シミッチが幅広くボールを展開すれば、旗手とMF田中碧が巧みに絡んでワンタッチ、ツータッチで攻撃のリズムを作っていく。
すると、先制点は3分に生まれる。左サイドでボールを動かす川崎Fは、MF三笘薫が股抜きパスを中央へ。これをペナルティエリア内で待ったレアンドロ・ダミアンがワンタッチで後ろに落とすと、入ってきた旗手が右足を一閃。強烈なシュートはGKランゲラックの手をすり抜けゴールに決まった。
先手を奪った川崎Fは、ここからさらに攻勢を強めていく。10分にはボールを左へとつないでいくと、ボールを受けたFW家長昭博がゴール前へクロス。素晴らしいボールがファーサイドに飛び、これをレアンドロ・ダミアンがヘディングで合わせて追加点を奪取した。
また、23分には右サイドのCKから最後は再びレアンドロ・ダミアンがヘディングを押し込んで3点目。ここまで12試合でわずか失点3の名古屋から、前半の23分間だけで3得点を奪って見せた。
この展開に堪らず名古屋は選手交代。30分に2人の選手を入れ替え、中盤の並びを変更して状況打破を目指した。
後半は拮抗した展開の中で名古屋にもチャンスは生まれたが、54分のFW柿谷曜一朗のシュートはGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれて得点とはならず。逆に川崎Fは84分、途中出場のFW遠野大弥が強烈な左足のシュートで4点目を奪取。試合の大勢を決めた。
結果、このまま試合は終了。5月4日に行われる首位攻防セカンドラウンドを前に、川崎Fが敵地で名古屋に完勝を収めた。
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