試合の概要
バルセロナが日本時間28日のラ・リーガ第26節でアトレティック・クルブを本拠地カンプ・ノウに迎える。
バルセロナ（順位：4位 勝ち点42｜11勝9分4敗｜42得点28失点）
バルセロナは前節、バレンシアのホームに乗り込んで4-1で勝利。ピエール=エメリク・オーバメヤンが加入後初先発にしてハットトリックを記録する大活躍で、チームに2試合ぶりの白星をもたらした。
また、バルセロナやミッドウィークに行われたUEFAヨーロッパリーグ（UEL）決勝トーナメント・プレーオフのセカンドレグでもナポリを4-2で撃破し、2戦合計スコアでも上回った。過密日程の心配はあるものの、公式戦2試合連続でタフな相手から4点を奪取して自信を取り戻している。
とはいえ、リーグ戦においては1試合消化の多い5位アトレティコ・マドリードと勝ち点42で並ぶ4位。勝ち点差は3位べティスと「4」、2位セビージャと「9」、首位レアル・マドリードと「15」離れており、逆転優勝の望みは小さなものとなっているが、来季UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）出場権を手にするためにもべティスに肉薄しておきたい。
注目選手：ピエール=エメリク・オーバメヤン
大活躍だったバレンシア戦に続き、ナポリ戦でも得点をマークしたオーバメヤン。アンス・ファティが負傷がちなことで薄くなっていたスコアラーの層を補強するどころか早くも中心選手の風格を漂わせている。強固な守備を組織するアトレティック・クルブを混乱に陥れ、さらにファンの心をつかむことはできるのだろうか。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：テア・シュテーゲン
- DF：ダニ・アウベス、アラウーホ、ピケ、デスト
- MF：F・デ・ヨング、ブスケツ、ペドリ
- FW：F・トーレス、オーバメヤン、ガビ
アトレティック・クルブ（順位：8位 勝ち点37｜9勝10分6敗｜29得点21失点）
アトレティックは前節、レアル・ソシエダを4-0で粉砕。折り返しまでスコアレスで推移した試合だったが、後半半ば以降に一挙4得点を記録して多くのタレントを擁する名門を撃破している。
これにより、リーグ戦ではバルセロナと同様に2試合ぶりに勝ち点3を獲得した。順位は8位に沈んでいるものの、UEL、UCL圏までの勝ち点差はともに「5」とこの直接を制すことができれば十分に順位を上げていくチャンスはある。
また、前回のバルセロナとの対戦では後半序盤にイニゴ・マルティネスが先制点を奪取してしばらくリードを保ったが、メンフィス・デパイに同点弾を沈められて1-1のドローで決着。リーグで3番目に失点が少ないアトレティックは今節も、得点力が改善されているバルセロナに試練を与えることとなりそうだ。
注目選手：イケル・ムニアイン
バルセロナのようなクラブとのビッグマッチではムニアインのような選手の経験が必要となる。耐える時間からの素早いトランジションで得点を目指す展開になることも予想されるが、今季チームトップの7アシストを記録するサイドアタッカーは打開力を示して起点になることが期待されそうだ。
予想フォーメーション（4-4-2）
- GK：U・シモン
- DF：デ・マルコス、I・マルディネス、ジェライ、ユーリ
- MF：サラーガ、ベスガ、D・ガルシア、ムニアイン
- FW：I・ウィリアムス、サンセ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年2月28日（月）日本時間5:00
- 解説：小澤一郎 実況：桑原学
- 会場：カンプ・ノウ
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