プレミアリーグで2位につけるマンチェスター・シティは、今夏の移籍が囁かれているイングランド代表FWラヒーム・スターリングの引き留めに向けて年間2000万ポンド(約26億円)のサラリーを提示する用意があるようだ。複数のイギリスメディアが伝えた。
現在25歳のスターリングは、リヴァプールの下部組織出身で12年にプロデビュー。そこでブレイクを果たすと15年にマンチェスター・Cへ移籍。近年はチームの主軸の一人としてピッチ上で違いを表現している。
現行の契約を2023年まで残しているスターリングだが、問題となっているのがマンチェスター・Cが今年2月、欧州サッカー連盟(UEFA)から20-21シーズンから2年間にわたる主催大会への出場禁止と、3000万ユーロ(約36億円)の罰金処分を科されたこと。2012年から2016年までにファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)において“重大な違反”があったことを受け、処分の最終決定はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に委ねられることになっている。
もしこの処分により、2年間UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含めた欧州のコンペティションに出場できないと考えた場合、スターリングが違うチームへの移籍を考えるのは無理もない。現にレアル・マドリードから興味を持たれており、その決定次第では移籍の可能性もあるだろう。
そのためマンチェスター・Cは、新たな契約条件として年間2000万ポンド(約26億円)のサラリーを提示する準備を進めているという。また新契約では2024年までの契約期間延長となる見通し。この提示を受けてスターリングがどんな決断をするのか注目される。
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