試合の概要
絶好調で首位を走るマンチェスター・シティと、3連敗と絶不調のトッテナム。対照的な両チームが、エティハド・スタジアムで激突する。
マンチェスター・シティ(順位:1位 勝点63 | 20勝3分け2敗 | 61得点14失点)
直近のリーグ戦15試合で14勝(1分)、得点数も失点数もリーグ最高と、文句のつけようがない成績で首位を快走するマンチェスター・C。2位リヴァプール(1試合未消化)に9ポイント差をつけ、ジョゼップ・グアルディオラ体制4度目のリーグ制覇へ視界は良好だ。
さらにスカッドも充実。ジャック・グリーリッシュやガブリエウ・ジェズスら離脱していたメンバーも復帰が予想されており、ラヒーム・スターリングら主力組も絶好調。もともと「誰が出場しても怖い」チームであったが、後半戦へ向けて選手のコンディションはさらに上がってきている。
そんな中で迎えるトッテナム戦。今季開幕節での対戦ではカウンターに沈み敗れはしたが(0-1)、そのころとは別次元のチームへと仕上がってきた。試合の最初から最後まで、緻密なポゼッションとロスト後の即時奪回で主導権を握ることが予想される。注意すべきは長い距離を走られるカウンターだが、欧州カップ戦を出場停止で欠場していたカイル・ウォーカーは万全の状態であるため、彼の存在が大きな力となりそうだ。
注目選手:ラヒーム・スターリング
前節ノリッジ戦(4-0)でハットトリックを達成するなど、直近の公式戦2試合で4ゴール1アシストを記録。シーズン当初はサブに回っていたが、昨年11月からはチームで最も頼れるアタッカーへと再び返り咲いた。最近ではエリア外からのミドルシュートも難なく沈めており、さらなる武器を手にした27歳の活躍に注目だ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ディアス、ラポルト、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:マフレズ、フォーデン、スターリング
トッテナム(順位:8位 勝点36 | 11勝3分け8敗 | 28得点29失点)
アントニオ・コンテ就任後の9試合は6勝3分け無敗と絶好調で、早くもイタリア人指揮官がフィットしたかに思えたトッテナム。しかし、第23節でチェルシーに力の差を見せつけられると(0-2)、その試合を含めて3連敗と深刻な状況に陥っている。
特に守備の中心的な選手であったエリック・ダイアーのいない直近2試合では、計5失点。ウォルヴァーハンプトン戦(0-2)はビルドアップでのミスが連発するなどまったく落ち着けず、ついに得失点差はマイナスに突入してしまった。コンテ監督も「このままではトップ4フィニッシュは不可能」とまで語っている。
嫌なムード漂うトッテナムだが、そのダイアーが全体練習に復帰しており、大一番での復帰の可能性も浮上。守備の要が戻ってきたことにより、チーム全体が落ち着きを取り戻すことができるかも知れない。絶好調の首位チームとは対照的な状態だが、だからこそモチベーションには事欠かないはず。5バック気味で相手を引き込みつつ、シンプルにアタッカーを生かした速攻を狙いたい。
注目選手:ハリー・ケイン
昨夏にはマンチェスター・C移籍の可能性で持ちきりだったトッテナムのエース。その影響もあってか例年よりゴール数は減っており(リーグ戦5ゴール)、この3連敗中はノーゴールに終わっている。トッテナムは、ケインの得点がそのまま勝ち点に直結する試合が多く、エースの依存度は高いため、ソン・フンミンと共に奮起が求められる。
予想スタメン(3-4-3)
GK:ロリス
DF:D.サンチェス、ダイアー、デイヴィス
MF:エメルソン、ホイビュア、ベンタンクール、レギロン
FW:L.モウラ、ケイン、ソン・フンミン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- キックオフ:2022年2月20日(日)日本時間2:30
- 会場:エティハド・スタジアム
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