試合の概要
12位オサスナと2位バルセロナが激突。逆転優勝を目指すバルセロナにとって、落とすことのできない一戦だ。
オサスナ(12位 勝点28 | 7勝7分11敗 | 23得点33失点)
第8節から13試合勝利なし(6分け7敗)と悪夢の2カ月半を過ごしたオサスナだが、直近4試合では3勝1敗と復調。依然として降格圏とは6ポイント差と油断できない状況が続くが、最悪の時期は脱したかのように思われる。
重傷で長期離脱中のエセキエル・アビラは引き続きメンバー外となるが、その他主力の大部分は起用可能。ハゴバ・アラサテ監督は、自身の思い描くメンバーで戦うことができそうだ。
元々ポゼッションにこだわるチームではなく、強豪バルセロナ戦ではボールを握られる時間がほとんどになることが予想される。苦しい展開の中でも、堅い守備から少ないチャンスを効率よく生かすことが重要となりそうだ。
注目選手:アンテ・ブディミル
昨年10月にマジョルカからレンタルで加わった29歳FWは、今季チームトップの6ゴールを記録。絶好調のバルセロナ相手に勝機を見出すためにも、190cmの長身とポジショニングセンスを生かしてボックス内で勝負するストライカーが、数少ないチャンスを決めきることが重要となりそうだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:エレーラ
DF:ビダル、A・エルナンデス、D・ガルシア、クルス
MF:オイエル、トッロ、モンカヨラ
FW:キケ、ブディミル、R・ガルシア
バルセロナ(2位 勝点53 | 16勝5分4敗 | 55得点22失点)
序盤の不振から一転、現在ラ・リーガでは15試合負けなし(12勝3分け)と絶好調のバルセロナ。さらに3日のコパ・デル・レイ準決勝第2戦でも、セビージャ相手に絶体絶命の状況から延長戦で劇的な逆転突破を決めた。試合後にはロナルド・クーマン監督とリオネル・メッシ、ジェラール・ピケが抱き合う姿を見せるなど、チームの雰囲気は最高の状態だ。
依然としてアンス・ファティの他、フィリペ・コウチーニョやミラレム・ピャニッチ、セルジ・ロベルトなど負傷者は多く抱え、セビージャ戦延長後半にはピケも痛めており、やや気がかりな状況だ。それでも、ペドリは驚異的な回復でセビージャ戦にも先発出場。過密日程の中で疲労感は否めないが、主力の調子は上向いている。
リーグ、コパ・デル・レイと続いたセビージャとの連戦ではいずれも3バックを採用し、2試合合計5-0と見事な内容で勝利を収めたバルセロナ。クーマン監督はシステム変更の理由を「3人のCBと両SBをかなり前に配置してプレスをかけ、相手にプレーさせたくなかった」と明かしているが、それが見事にハマって圧巻の戦いを見せている。指揮官が「リスクはある」と認めるように、ハイプレスをかいくぐられた時には大きなスペースを明け渡してしまうことになるが、過去2試合の安定感は見事だった。今後のシーズンへ向けた「答え」を見つけ出した感もある。それだけに、不用意なロストやミスは避けたいところだ。
注目選手:アントワーヌ・グリーズマン
セビージャとの連戦ではウスマン・デンベレにスタメンの座を譲り、ベンチスタートとなったグリーズマン。コンディション自体はそれほど悪くないものの、現在出場した7試合でゴールから遠ざかるなど、結果がついてこない日々が続いている。過密日程の中で出番が回ってくると予想されるが、コパ・デル・レイでの劇的同点アシストをきっかけにして、説得力あるパフォーマンスを示したい。
予想スタメン(3-5-2)
GK:テア・シュテーゲン
DF:ミンゲサ、ユムティティ、ラングレ
MF:デスト、デ・ヨング、ブスケツ、ペドリ、アルバ
FW:メッシ、グリーズマン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年3月7日(日)日本時間5:00
- 解説:福田正博 実況:福田浩大
- 会場:エル・サダール
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