ランパード対モウリーニョ、注目の師弟対決
4位と5位の直接対決だが、チェルシーは直近3戦未勝利、トッテナムは直近3連勝とチーム状態には多少の差がある。
ロンドンに本拠地を置くチーム同士の「ロンドンダービー」は、多くの因縁が渦巻く一戦だ。アウェイゲームに挑むトッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、2004年6月から2007年9月まで、および2013年6月から2015年12月までチェルシーで指揮を執り、プレミアリーグ制覇3回など数々のタイトルをもたらした。今回はライバルチームのトッテナムを率いてチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジに“凱旋”する。
現役時代にそのモウリーニョの下で主力として活躍し、チェルシーに黄金期をもたらしたのがフランク・ランパード監督だ。かつての恩師を迎えての師弟対決となる。
両者の対戦はプレミアリーグ第18節で実現しており、この時はチェルシーが2−0で勝利した。この試合で2ゴールを挙げて勝利に貢献したFWのウィリアンはモウリーニョがチェルシーへと招き入れた選手であり、今も交流があるという。他にもDFのセサル・アスピリクエタやクルト・ズマら、かつてモウリーニョが指導した選手たちがスタメンに名を連ねることが多く、彼らとしても無様なプレーは見せられない。
一方、トッテナムはスタンフォード・ブリッジでの試合を大の苦手としている。1990年2月の試合を最後に、2018年4月の試合で3−1と勝利するまで実に28年間も未勝利だった。
1月下旬にトッテナムは司令塔のMFクリスティアン・エリクセンがインテルに移籍したが、その資金を元手にオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインの補強に成功した。そのベルフワインはプレミアデビュー戦となった2月2日の第25節マンチェスター・シティ戦で初ゴールを挙げており、こちらも注目の存在だ。
両チームのプレミアリーグ成績
チェルシー（4位）
26試合／12勝・5分・9敗（勝点41）／43得点・36失点
トッテナム（5位）
26試合／11勝・7分・8敗（勝点40）／43得点・34失点
チェルシー対トッテナムの試合日程・放送予定
日程：2020年2月22日（土）21:30キックオフ
会場：スタンフォード・ブリッジ
放送・配信時間（DAZN）：21:30
※時間はすべて日本時間
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