MFフィリペ・コウチーニョは、今夏にアストン・ヴィラに完全移籍を果たすことになりそうだ。スペイン『マルカ』が報じている。
今年1月にレンタル移籍でアストン・ヴィラに加わったコウチーニョ。スティーヴン・ジェラード監督はこのブラジル人MFが収める成果に満足しているようで、来季も戦力に加えたい意向を公言していた。ただし、アストン・ヴィラは買い取りオプションの行使価格4000万ユーロ(約55億円)があまりに高額であり、支払いに難色を示していたという。
これを受けたバルセロナは行使価格の引き下げ交渉に応じる考えがある様子。『マルカ』曰く、最終的な価格は2000万ユーロ(約27億円)前後になることが見込まれているようだ。
1億ユーロ(約140億円)以上をかけてコウチーニョを獲得したバルセロナだが、ラ・リーガのサラリーキャップにも苦しんでいる現在は、何よりも人件費を減らすことを優先しているとのこと。同選手を完全に放出すれば、3500〜4000万ユーロ(年俸+移籍金の減価償却)を浮かせられるとされる。
なおバルセロナはコウチーニョのほか、MFミラレム・ピャニッチをベジクタシュ、FWフランシスコ・トリンコンをウルヴァーハンプトン・ワンダラーズにレンタルしている。前者については今夏復帰する予定だが、後者についてはウルヴスが3000万ユーロの買い取りオプションを行使する可能性もあるとみられている。
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