ボーンマスがリヴァプールを下す番狂わせも
連勝街道をひた走り、プレミアリーグ優勝まで秒読み段階に入っているリヴァプールだが、前節ワトフォードに0−3と不覚を取り、ついに連勝がストップした。それでも、ユルゲン・クロップ監督は「これで再び自由なサッカーができる」とこの敗北をポジティブにとらえており、チームへの影響は少ないと考えられる。
懸念があるとすれば、3月3日にFAカップ5回戦のチェルシー戦があり、中3日でこの試合を迎える過密日程だろう。モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノら主力の酷使を回避したいとクロップ監督が考えれば、ワトフォード戦でベンチ入りし、終盤にピッチに立った南野拓実にも、より長いプレー時間が与えられるかもしれない。
ボーンマスはイングランド屈指の戦術家と評されるエディー・ハウ監督に率いられ、GKのアーロン・ラムズデールやDFのジャック・ステイシー、MFのフィリップ・ビリングといった将来有望な若手選手が先発メンバーに名を連ねている。長いシーズンを上位で戦い抜くための勝負強さに乏しく、残留争いに身を投じているが、後方から丁寧にボールをつなぎ、サイドから仕掛けるスピーディーな攻撃は魅力十分だ。前節はチェルシーと互角以上の戦いを演じ、2−2の引き分け。一は2−1とリードしており、強豪チームとも互角に渡り合える力があることをあらためて証明した。
両者は今シーズン、第16節で対戦し、この時はリヴァプールが3−0と大勝した。通算の対戦成績を見ても、過去16度の対戦でリヴァプール12勝に対してボーンマスはわずかに1勝、引き分けが3回と、前者が大きく勝ち越している。相性を含むあらゆるデータがリヴァプールの優勢を示しているが、現在のボーンマスのポテンシャルを考えると、順位や通算成績の差が結果に直結するとは言い難く、番狂わせが起きてもおかしくはない。
両チームの2019-20シーズンの成績
リヴァプール(1位)
28試合/26勝・1分・1敗(勝点79)/64得点・20失点
ボーンマス(18位)
28試合/7勝・6分・15敗(勝点27)/28得点・45失点
リヴァプール対ボーンマスの試合日程・放送予定
日程:2020年3月7日(土)21:30 キックオフ
会場:アンフィールド
放送・配信時間(DAZN):21:30
※時間はすべて日本時間
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