試合の概要
エスパニョールが日本時間20日のラ・リーガ第29節でマジョルカを本拠地RCDEスタジアムに迎える。
エスパニョール(順位:12位 勝ち点33|8勝9分11敗|34得点41失点)
エスパニョールは前節、レバンテのホームに乗り込んで1-1でドロー。東京五輪にもスペイン代表の一員として参加した気鋭のストライカー、ハビエル・プアドが先制点を奪取したが、終盤に追いつかれて白星は奪えなかった。
2戦未勝利としているエスパニョールだが、勝ち点33の12位で降格圏の18位カディスとの勝ち点差は「9」としている。マジョルカ戦含め残り10試合ということを踏まえれば決して安心はできないが、背水の陣で勝ち点3を取りに行くという状況ではない。
とはいえ、これまで得点力は中位に食い込むようなものを見せている一方、エスパニョールの精神を表すようなタフな守備を維持することができない試合も散見。もう一度集中力を高めてなるべく早く残留を確実なものとできるかが、エスパニョールにとっての終盤戦の焦点となる。
注目選手:ラウール・デ・トマス
エスパニョールが切れ味鋭い攻撃を見せる時には必ずラウール・デ・トマスがフィニッシュに絡む。今季の13ゴールは断トツでチームトップであり、得点ランキングにおいても3位タイの数字だ。それも毎試合のようにマークが集中する立場ながら決めたゴールの数々、昨年11月にスペイン代表デビューを果たしたのも納得のシーズンを送っている。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:J・ガルシア
- DF:O・ヒル、カレーロ、カブレラ、ペドロサ
- MF:ダルデル、バレ、Y・エレーラ
- FW:プアド、ラウール・デ・トマス、ヴィリェナ
マジョルカ(順位:16位 勝ち点26|6勝8分14敗|26得点48失点)
マジョルカは前節、首位を快走するレアル・マドリードをホームに迎えて0-3で完敗。カリム・ベンゼマ、ヴィニシウスといった役者に得点を奪われ、実力差が結果に反映された試合となった。
レアル・マドリードだけでなく、それ以前もレアル・ソシエダやバレンシアなど国際的なタレントを擁するチームとの対戦が続いたとはいえ、直近リーグ5連敗。18位カディスとの勝ち点差はわずかに「2」となっている。
とりわけ失点数はリーグでも2番目に多く、今季開幕直後に見せていたような粘り強さはなかなか発揮できていない。エスパニョールとの試合では先制点が大きな影響を及ぼしそうだが、その裏返しとして相手に先に点を奪われることだけは避けなければならないだろう。
注目選手:久保建英
ドリブル突破や目の覚めるようなスルーパスで印象的なプレーも多い久保だが、ゴールやアシストといった目に見える結果はついてきていない。エスパニョール戦直後には日本代表でも大一番が控えているが、まずはクラブを降格の不安を振り払うような結果に導き、万全の状態でアジアの戦いに向かいたいところだ。
予想フォーメーション(4-4-2)
- GK:リコ
- DF:マフェオ、ヴァリエント、ライージョ、オリバン
- MF:D・ロドリゲス、ババ、A・サンチェス、久保建英
- FW:ムリキ、アンヘル
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年3月20日(日)日本時間22:00
- 解説:川勝良一 実況:福田浩大
- 会場:RCDEスタジアム
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