セリエAは14日、4日に中止となっていた第3節ユヴェントス対ナポリ戦の裁定を発表。ユヴェントスが3-0で勝利し、ナポリには勝ち点1はく奪処分を科すことを決定した。
イタリア屈指の強豪同士の一戦だったが、試合前にナポリの選手やスタッフ計3名の新型コロナウイルス感染が相次いで確認され、地元保健所の要請により遠征先トリノへ出発せず。セリエAの規定では「少なくとも10選手が陽性もしくは起用可能選手が13名に満たない」場合につき延期の要請が可能となっているが、ナポリは該当しなかったため、予定通り開催することとなった。ユヴェントスが本拠地アリアンツ・スタジアムでキックオフを待つ中、主審が前半終了予定時刻を過ぎた時点で中止を決定している。
ナポリやユヴェントスも再試合を望む中、この試合の裁定には大きな注目が集まっていた。そして14日、セリエAは声明を発表。ナポリは「不可抗力」を主張していたものの、「スポーツ裁判官の意見では、不可抗力は証明されていない」とし、ナポリの遠征が中止となったことは試合当日に発覚したが、クラブ側は試合の数日前からすでに遠征を中止することを決めていたと指摘した。
そしてユヴェントスの3-0勝利、ナポリには新型コロナウイルスプロトコル違反として勝ち点1をはく奪する処分を下している。この結果、ユヴェントスは勝ち点7で4位に浮上。一方のナポリは8位に転落することとなった。
なお判定を不服とするナポリは、スポーツ仲介裁判所やイタリアスポーツ界の最高権威であるCONIに上訴することを示唆している。
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