浦和レッズが大槻毅監督との今季契約満了を発表。クラブ代表「優勝に向けた3年計画の1年目」

浦和レッズは25日、大槻毅監督との契約を2020シーズンを持って満了し、来シーズンの契約を更新しないことで合意したと発表した。

2012年に浦和の強化部スタッフとしての仕事をスタートさせた大槻監督は、2018年4月2に堀孝史元監督の解任に伴ってトップチーム指揮官に暫定就任。その後、チームを復調させたが、同年4月22日にオズワルド・オリヴェイラ元監督の招へいが発表されてヘッドコーチを務めることとなった。

大槻監督はその後、2019年5月29日にオリヴェイラ元監督が解任され、後任として正式就任。現在までチームを率いているが、2020シーズンは30試合消化時点で13勝6分け11敗の9位と振るわない。

大槻監督との契約満了について、浦和の立花洋一代表はクラブ公式サイトを通じて「大槻監督は2004年から浦和レッズ強化本部スタッフとしてクラブに携わり、その後も分析コーチ、アカデミーダイレクター兼ユース監督として浦和レッズのために力を尽くし、特に2018シーズンと2019シーズン、チームが不振の際には2度監督業を引き継ぎ、AFCチャンピオンズリーグで準優勝するなど、度々チームを救ってくださいました」と感謝を伝える。

さらには、以下のように2020シーズンがベースを築き上げることを目的としたシーズンであり、大槻監督の仕事に満足していることを説明した。

「2020シーズンも、リーグ優勝に向けたチーム強化3年計画の1年目として、チームコンセプトに沿ったベースを築く重要な役割を担っていただいております。大槻監督のこれまでのクラブに対する多大なる貢献や功績に、心より感謝申しあげます。今シーズンも残すところ4試合となりますが、浦和レッズは、目標に向けて最後まで全力で闘って参ります。みなさまにも引き続き、熱いサポートをお願い申しあげます」

一方、大槻監督当人は「シーズン終了後に改めてみなさまへ私からのコメントをお伝えさせていただきます。我々の目の前にはまだ4試合、大切な試合があります。まずはその試合に向けて、私に課せられた仕事を全うさせていただきます。これまでと同様、チームのサポートをよろしくお願いいたします」とコメントするにとどめている。

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