1990年を最後に遠ざかるセリエAの頂点を目指し、ミランやインテルとともにスクデット争いを繰り広げる2位ナポリ。10日、若き指揮官ヴィンチェンツォ・イタリアーノ率いるフィオレンティーナをホームのスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナに迎えると、2-3と痛い敗戦を喫した。
ナポリはこの結果、消化試合の少ないインテルに66ポイントで並ばれ、3位へと後退。指揮官のスパレッティは、ナポリの観衆が見守る中、思わぬ落とし穴にはまったことを嘆いた。
「この敗戦を飲み込むのはつらい。高い代償を払うことになるだろう。しかも我々は敗戦に値しなかったようにも思う。とは言え、相手も完璧な試合をした。立ち上がりは良かったが、相手に中盤の主導権を奪われ、選手間で良い距離が保てなくなってしまった」
「それでも一度は同点に追いつき、試合を支配し始めていた。だがそこであのマリオ・ルイのエピソードが起きた。ファウルは取られずに流され、そこから相手の2点目が生まれて難しくなった。3失点目も同じような形で奪われたが、我々のミスがあった。試合が困難になった原因には、自分たちの責任も一部あるだろう。ファンやチームのことを思うと残念だ」
「試合を終えるごとに状況は変わるが、現在はすべてが難しくなった。プロフェッショナルな姿勢で再出発し、次戦で勝利を収める以外に選択肢はない。これからは自分たち自身だけでなく、ライバルチームの状況にも影響されるだろう」
またナポリ指揮官は、やや精彩を欠いたヴィクター・オシムヘンらについて自身の見解を示した。
「オシムヘンは最高のコンディションではなかった。練習を何度か休んだ上、代表戦による影響も残っていた。チームを押し上げるためにも、デュエルでもう少し上手くやってほしかった。ファビアン・ルイスもトラブルを抱えていて、継続的に練習を行うことができていない」
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