ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニの息子であるダニエル・マルディーニ。ミランの下部組織で育ち、毎シーズンのようにその類まれなポテンシャルを発揮してきた。
U-17では28試合で13ゴールを記録。2018-19シーズンはプリマヴェーラで中心選手としてプレーし、26試合で10ゴール1アシストという成績を残した。2019-20シーズン前のプレシーズンではトップチームにも帯同。2019年7月のインターナショナル・チャンピオンズカップのバイエルン・ミュンヘン戦でスタメンに名を連ねた。
2019-20シーズンもプリマヴェーラでのプレーが続いたが、U-19で結果を残し続けると、ついにセリエA第22節で公式戦デビュー。その時についてマルディーニは「夢だった。この調子で続けていきたい。物凄く興奮したが、パパが僕を落ち着かせてくれたよ」と明かしている。
2020-21シーズンは主にトップチームでプレー。ヨーロッパリーグではグループステージ4試合に出場し、決勝トーナメント進出に貢献している。
ユース年代のイタリア代表としてプレーしており、現在はU-20イタリア代表である。
プレースタイル
父は偉大なDFであったが、ダニエルは攻撃的なポジションをこなすことのできるアタッカー。本職はトップ下であり、素晴らしい戦術眼に加え、優れた技術を持つ。場合に応じて、セカンドトップやウィンガーなど前線すべてのポジションをこなすことが可能だ。
父のパオロはダニエルの特徴について10番タイプであると『DAZN』のインタビューであると話している。
「彼はファンタジスタであり、ゴレアドール(ストライカー)。10番の選手なんだ。我が家は、私の父から始まり、息子の世代に至るまでサッカーに打ち込んできたが、彼が唯一そういった素質を持つ選手であり、どちらかと言うと詩人のようでもある」
「私と同じようにほぼ両足を器用に扱うところもあるし、息子は私の性格とフィジカルを受け継いだように見える。これは彼がまだ小さい頃から動きを見て感じていたんだ。みんなは私の姿に父を投影していたと思うが、それと少し似ているね。間違いなくDNAのなせる業だと思うよ」
エピソード
チームメイトから呼ばれている愛称は「マルダ」。偉大なマルディーニ家の末っ子である。
南米ベネズエラ出身の元モデルのアドリアーナ・フォッサさんを母に持つため、二重国籍を保有する。そのため、A代表ではベネズエラを選択することも可能だ。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ダニエル・マルディーニ/Daniel Maldini
2001年10月11日生まれ 181cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2019-20 | ミラン | 2試合・0得点 |
2020-21 | ミラン | 1試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月14日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。