前節では5-0とサレルニターナに大勝し、勢いを取り戻したかに見えた2位インテル。14日、イヴァン・ユリッチ率いるトリノとの対戦へ敵地に乗り込むと、12分にコーナーキックから失点し、苦しい展開となった。トリノのゴールをこじ開けることができないまま迎えた後半アディショナルタイム、途中出場のFWアレクシス・サンチェスが劇的な同点弾を挙げて辛くも1-1のドローに持ち込んだ。
インテル(消化数が1試合少ない)はこの結果、首位ミランとの差が4ポイントに開き、ナポリに追い抜かれて1ポイント差で3位へと後退した。インザーギは試合終了後、チームのパフォーマンスを分析した。
「前半は、トーロ(トリノの愛称)の方がアグレッシブでCKから失点してしまった。我々もゴールチャンスを作ったが、(GKエトリト)ベリシャがものすごいセーブを2度見せた。後半は前半と違う形で試合に入れたので、もう少し早く同点弾を決めていれば、勝利を収めることができたはずだ。スクデットを獲得するためには、もっと上手く試合へアプローチしなければならない」
「シーズンの中でも決定的な時期にエネルギーを消耗してしまった上、不在の選手もいた。だがこれを言い訳にしてはならない。シーズン終了まであと10試合とコッパ・イタリアが残っている。選手の復帰を待つとともに、エネルギーの回復に努め、結果を出していかなければならない」
インテルは2月以降、リーグ戦で1勝3分2敗と成績の低迷が続いている。インテル指揮官は、過密日程による疲労の影響であると指摘しつつ、今後の改善を図る。
「勝率が下がってしまったが心配することはない。これからトレーニング量を増やすことができるし、直近の結果について分析を行う予定だ。フィジカルとメンタル両面で疲労がある。だが我々はインテルであり、もっと良いパフォーマンスを見せることができるはずだ。今日は立ち上がりが良くなかったが、その後はかなり多くのチャンスメイクをすることができた」
「スクデット争いの本命であることが重圧に? 私も選手たちも、そんなことはないと思う。ライバルチームの中には、我々よりも練習時間を長く取れているチームもあった。だが引き下がるつもりはない。どんな最後になるか楽しみにしていよう」
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