試合の概要
今月に開幕した2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ。4日(日本時間5日)には、イタリア、ドイツ、イングランドの強豪3カ国とハンガリーが同居した注目のグループA3開幕節が開催される。
ハンガリー対イングランド
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選に引き続き、再びハンガリーとイングランドが同グループで相まみえることになった。
欧州予選のグループIを首位通過したイングランドに対し、ハンガリーは4位で予選敗退。ハンガリーにとっては、ホームで0-4の大敗、アウェーで1-1と引き分けた欧州予選の成績を今大会で上回りたい。招集メンバーでは、GKペーテル・グラーチ、DFヴィリ・オルバン、MFドミニク・ショボスライのRBライプツィヒ3人衆に加え、アンドラーシュ・シェーファー(ウニオン・ベルリン)、ロランド・サライ(フライブルク)と、ブンデスリーガ勢から計5選手が招集。特に欧州予選で唯一、イングランドからゴールを奪ったショボスライはキック精度の高い21歳の若手アタッカーで、ここでのパフォーマンスが注目される。
一方、欧州予選首位通過で7大会連続16度目のW杯行きを決めたイングランドは、ハリー・ケインやラヒーム・スターリング、ハリー・マグァイアなどの常連勢に加えて、レスターのジェイムズ・ジャスティンとウェストハムのジャロッド・ボーウェンが初招集。ジャスティンは推進力のある攻撃参加が売りのサイドバックで、ボーウェンは積極的な仕掛けと高い攻撃性を持ち味とするウインガーだ。ほかにも、フィル・フォーデンやジュード・ベリンガム、コナー・ギャラガーら有望な若手も招集しており、W杯に向けたメンバー争いでも注目だ。
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年6月5日(日)日本時間1:00
- 実況:永田実
- 会場:プスカシュ・アレーナ・パーク
イタリア対ドイツ
ロベルト・マンチーニ監督率いるイタリアにとっては、新たな船出のリスタートとなる。W杯欧州予選では、スイスに首位を譲った結果、2位プレーオフで北マケドニアにまさかの敗戦を喫して予選敗退。心機一転としたかった1日のフィナリッシマ2022でも、南米王者のアルゼンチンに0-3と惨敗し、EURO王者としての意地を見せることができなかった。その試合でジョルジョ・キエッリーニが代表引退した中、アッズーリとしてはここで何としても結果を残さなければ、国内での風当たりも厳しいものになっていくことが予想されるだけに、重要な一戦だ。
一方、ハンジ・フリック監督率いるドイツは順調だ。欧州予選では、フリック体制で7連勝したグループJで勝ち点27を積み重ねて余裕の突破。W杯本大会では日本と同組になった。今回の招集メンバーでは、マヌエル・ノイアーやトーマス・ミュラーなどベテラン勢のほか、ヨシュア・キミッヒ、ティモ・ヴェルナー、カイ・ハヴァーツ、そしてレアル・マドリード移籍が決まったアントニオ・リュディガーらが選出。19歳のジャマル・ムシアラ(バイエルン)や今季ザルツブルクで19ゴールを挙げた20歳のカリム・アデイェミなど活きの良い若手アタッカーらが、代表チームでさらに存在感を増すことができるか注目だ。
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年6月5日(日)日本時間3:45
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ
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