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【開幕特集・シーズンプレビュー】3連覇を目指す川崎フロンターレが開幕前に気づけた"甘さ” | Jリーグ

【開幕特集・シーズンプレビュー】3連覇を目指す川崎フロンターレが開幕前に気づけた"甘さ” | JリーグDAZN
【国内サッカー コラム】2022シーズンのJリーグが、いよいよ2月18日に開幕する。DAZNとスポーツメディアで構成される『DAZN Jリーグ推進委員会』では、オープニングマッチとなる川崎フロンターレ対FC東京の"多摩川クラシコ"を特集。DAZN NEWSでは、川崎フロンターレの今シーズンを展望する。
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思い出すのは3年前。2019年は川崎フロンターレにとって重要な一年となるはずだった。

2017年に監督に就任した鬼木達監督の下、チームはリーグ連覇を達成。19年は史上2チーム目となる3連覇を目指すとともに、AFCチャンピオンズリーグを含めた全てのタイトル奪取を掲げていた。

しかし、過密なスケジュールもあって毎試合スタメンが変わってしまう状況が生まれ、最後まで自分たちのスタイルを確立することができず。JリーグYBCルヴァンカップのタイトルこそ獲得したが、ACLでは早期敗退し、リーグでも3連覇を成し遂げることができなかったことで、“最高”の一年を過ごすことは叶わなかった。

それから月日が経ち、2022年、川崎Fは再び3連覇の偉業に挑む。

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2019年の悔しさを糧とし、この2年は圧倒的な成績を残し続けてきた。最初の2連覇は風間八宏監督時代に培った技術力と鬼木監督が植え付けた“我慢強さ”を武器としたチームだったが、今回の連覇は圧倒的な攻撃力とその攻撃を生み出すための粘り強い守備が見事にマッチして“上手い”チームから“強い”チームに。攻守に隙のない集団を築き上げたことで、自分たちの強さを表現することにつながった。

このままの力を維持しつつ、さらにパワーアップすることで3連覇を達成する。それが容易にできるならば、それほど楽なことはないだろう。

だが、3連覇は決して簡単なミッションではない。まずは選手層を見ていこう。ここ数年、チームの中心を担っていた三笘薫や田中碧、旗手怜央といった選手たちが続々と欧州へ移籍。一方で、今オフの補強はチャナティップと瀬古樹のみで、他は大卒や高卒新人たちが加入した程度と、彼らの穴を埋めるような補強をしたとは言えない。もともと川崎Fのスタイルにフィットしていくには時間がかかるとされていた中で、圧倒的なパフォーマンスを見せていた選手たちが、この1、2年でごそっとチームを離れてしまったことはネガティブな要素として残っている。

現に、今季の幕開けとなった先日のFUJI FILM SUPER CUPでも浦和レッズに0-2の完敗を喫した。相手の対策の前に成す術なく敗れたどころか、新加入選手たちが目立った活躍を見せることができなかったのは大きな不安点と言える。また、チームの信条である“得点を奪う”という点においても、決定的なチャンスを最後まで作り出せなかったことは改善しなければいけないポイントだ。

振り返れば、2019年もなかなか得点が奪えない年だった。敗戦数こそ少なかったが、勝ち切れない試合も多く、終わってみれば「12」の引き分け。この数の多さが最終的に優勝を引き寄せられなかった要因にもなっている。

当然、今回は同じ轍を踏むつもりはない。だからこそ、FUJI FILM SUPER CUP終了後に鬼木監督が語った「どのチームもああいう強度、ああいうメンタリティで挑んでくることが伝わってきた。自分たちはそれ以上の準備と心構えが必要になる」という言葉が重要になってくる。

その言葉通り、現状のままでは打倒・フロンターレを掲げて挑んでくるチームに対して勝利を積み重ねていくのは難しい。FUJI FILM SUPER CUPのように球際での戦いに敗れ、ハードワークでも相手に遅れをとっていては、自分たちのやりたいサッカーを展開することは到底不可能だ。攻撃にしてもどんどん仕掛け、どんどんチャレンジングなプレーをしなければ、川崎Fに土をつけようと強いメンタリティーを持って臨んでくる相手を崩していくことはできない。

ただ、それをリーグ戦が始まる前に気づけたことはチームとして大きい。もちろんタイトルを逃したことは“失敗”と評価するべきだが、最後に多くのタイトルを取ることができれば、大きなターニングポイントと言える出来事になるかもしれない。

「立ち上がりは相手の勢いもあったが、早い時間で失点するとゲームが難しくなるとあらためて感じた。そこからのゲーム展開も、思い通りにはいかなかったという印象。うまく浦和にやられた感覚のほうが強い。改善点はかなり多くあるし、そういうものが見つかったのがよかったと感じている。自分たちの準備してきたものが甘かったと感じている。それはみんなで持ち帰って、もう一度やっていきたい」

主将の谷口彰悟はここまでの準備が「甘かった」と答えた。あの敗戦によって川崎Fはさらに強くなるためのステップを踏み出した。開幕戦で迎えるFC東京との多摩川クラシコ、そして難敵との5連戦を経て、自分たちの立ち位置がどうなっているかは見ものだ。

20220212_Shogo Taniguchi_Kawasaki F

何度も言うが、史上2チーム目の3連覇は決して容易に達成できるものではない。それでも近年、川崎Fが見せてきた進化を考えれば期待値は高い。新たな壁を乗り越え、シーズンが終わったときに堂々とシャーレを掲げることができているのか。多くの期待を胸に、フロンターレは2022シーズンをスタートさせる。

文・林遼平

埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。

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川崎フロンターレの試合日程

日時対戦カードスタジアム配信・放送予定
12月18日(金)19:00FC東京 H等々力DAZN
22月26日(土)15:00鹿島アントラーズ AカシマDAZN
NHK水戸
33月6日(日)15:00ガンバ大阪 AパナスタDAZN
43月12日(土)17:00名古屋グランパス H等々力DAZN
53月19日(土)14:00サンフレッチェ広島 AEスタDAZN
64月2日(土)15:00セレッソ大阪 H等々力DAZN
74月6日(水)19:00ジュビロ磐田 AヤマハDDAZN
84月9日(土)19:00柏レイソル H等々力DAZN
92月23(水・祝)14:00横浜F・マリノス A日産スDAZN
103月2日(水)19:00浦和レッズ H等々力DAZN
115月18日(水)19:00ヴィッセル神戸 AノエスタDAZN
125月7日(土)14:00清水エスパルス AアイスタDAZN
静岡放送
135月14日(土)16:00アビスパ福岡 H等々力DAZN
145月21日(土)17:00サガン鳥栖 A駅スタDAZN
155月25日(水)19:00湘南ベルマーレ H等々力DAZN
165月29日(日)13:05 or 14:00京都サンガF.C. AサンガSDAZN
176月18日(土)19:00北海道コンサドーレ札幌 H等々力DAZN
186月25日(土)19:00ジュビロ磐田 H等々力DAZN
NHK BS1
197月2日(土)19:00セレッソ大阪 AヨドコウDAZN
207月6日(水)19:00サガン鳥栖 H等々力DAZN
217月9日(土)19:00ガンバ大阪 H等々力DAZN
227月16日(土)19:00名古屋グランパス A豊田スDAZN
NHK BS1
237月30日(土)19:00浦和レッズ A埼玉DAZN
248月7日(日)19:00横浜F・マリノス H等々力DAZN
258月13日(土)19:00京都サンガF.C. H等々力DAZN
269月14日(水)未定 (※1)アビスパ福岡 AベススタDAZN
2710月12日(水)未定 (※2)鹿島アントラーズ H等々力DAZN
289月3日(土)or
9月4日(日)
湘南ベルマーレ AレモンSDAZN
299月10日(土)or
9月11日(日)
サンフレッチェ広島 H等々力DAZN
309月17日(土)or
9月18日(日)
柏レイソル A三協F柏DAZN
3110月1日(土)or
10月2日(日)
北海道コンサドーレ札幌 A札幌厚別DAZN
3210月8日(土)清水エスパルス H等々力DAZN
3310月29日(土)ヴィッセル神戸 H等々力DAZN
3411月5日(土)FC東京 A味スタDAZN

(※1)川崎FがAFCチャンピオンズリーグ2022においてグループステージで敗退した場合、開催日が8月20日(土)19:00KO@ベススタに変更となる可能性あり。
(※2)川崎FがAFCチャンピオンズリーグ2022においてグループステージで敗退した場合、開催日が8月27日(土)19:00KO@等々力に変更となる可能性あり。

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