またしても大宮アルディージャが今季初勝利を逃した。
4日前の前節・町田ゼルビア戦からスタメンを5人入れ替え、戦い方にも修正を加えたが、前半のうちに訪れたチャンスをモノにできずにいると、後半は押し込まれる時間が多くなり、71分にCKから失点。これが決勝点となり敗れた。
試合後、選手たちから聞こえてきたのは勝てていない状況が判断を迷わせてしまう難しさ。高い位置でボールを奪いシュートまで持ち込めていた攻撃はよかったが、リスク回避のために長いボールを多用して作り出した攻撃では、サイドのスペースを突くことには成功しても、チーム全体の重心が後ろにあるためゴール前の人数が少なく、前線と中盤より後ろの選手で分離してしまう時間帯も見られた。
「行けきれるなら行き切りたかったけど、裏を取ってからの攻撃の枚数を増やしたかった。いまはシュートが少ない。サイドで起点を作ることも大事だと思うけど、もっと中央でのプレーを増やしていかないとシュートやゴールの本数は増えていかないと思う」と何度も裏を取った奥抜侃志が振り返れば、最終ラインから見ていた西村慧祐は「入りの時間では自分たちがプレスをかけてショートカウンターの時間を作れていた」としながらも、「自分たちの攻撃が単調になることが多かったのでそのせいで守備に回る時間が増えてしまった」と攻撃と守備のバランスの難しさを口にした。
開幕から8試合を終えて3分5敗と勝ちなしはリーグで唯一。霜田正浩監督は「いま選手たちに一番必要なのは勝点3。そのために僕ができることはその勝点3を取るまで背中を押し続けることしかないかなと思っている」となんとか前を向き、次節での初勝利を誓った。
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