大宮アルディージャ対ジュビロ磐田の見どころ
残留争いを強いられている15位の大宮と昇格を目指す首位の磐田が激突する。
大宮は、直近5試合で3勝1分1敗。この間にSC相模原、栃木SC、ギラヴァンツ北九州と残留争いのライバルをしっかりと撃破し、この終盤に残留に向けて着実に調子を上げてきている。
そしてここから磐田、京都サンガF.C.とJ1昇格に近づいている上位との連戦。自分たちの力がどこまで通じるか。J2生き残りを懸けてここをターニングポイントとしたいところだ。
前節はエースナンバーを背負うMF黒川淳史が2得点で勝利の立役者となり、今夏に徳島ヴォルティスから加入したFW河田篤秀も7試合ぶりにゴールで3得点。コンスタントに得点が奪えており、攻撃陣の好調ぶりが目立っている。
その中でも今節期待したいのは、古巣対決のFW中野誠也だ。2試合連続でスタメンに返り咲くきっかけを掴んだ第33節の金沢戦では貴重な勝ち点1をもたらす同点弾をマーク。今季一度目の対戦で移籍後初ゴールを決めた古巣相手に今節もゴールを奪えるか。サックスブルーのサポーターからも注目が集まる存在だ。
J1昇格を近づけている磐田は、シーズン2度目の12戦無敗と安定した戦いぶりを披露しているが、ここ2戦は引き分けと勝ち切れないが続いており、この流れを変えたいところだ。
何よりもここから3日にアルビレックス新潟、7日に京都と昇格を争うライバルとの連戦が待ち受けている。大きな山場を迎えるだけにここで勢いを取り戻し、この過密日程に臨んでいきたい。
その中で今節は、20得点でJ2得点ランキングトップを走るFWルキアンが累積警告で出場停止。そこに加えてFW小川航基も負傷中とストライカーのポジションが注目ポイントだ。
その中で初先発の機会が巡ってきそうなのがFWファビアン・ゴンザレスだ。天皇杯では先発出場があるものの、ルキアンという絶対的なエースの牙城を崩せず、ここまで苦しんできた。ここで起爆できれば、昇格に向けて大きな戦力となる。もう一人の外国籍ストライカーにチームの命運が懸かっている。
今シーズンは対照的な順位にいるが、それでも数年前までJ1にいたもの同士のプライドもある。勝利を譲れない一戦で最後に歓喜するのはどちらのチームか。J2注目の一戦は、30日14:00から幕を開ける。
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