試合の概要
ラ・リーガ再開から共に連敗を喫し、降格圏に沈むマジョルカとレガネス。過密日程の中、残り9試合で迎える6ポインターだ。ここで敗れたチームは残留が非常に苦しい状況になるため、どちらも負けられない、そして勝利が絶対に欲しい一戦となる。
マジョルカ(18位 勝点25|7勝4分18敗|28得点49失点)
再開後は首位バルセロナに0-4と完敗、7位ビジャレアルに0-1と敗れ、1ポイントも獲得できていないマジョルカ。どちらの試合でもシュート10本以上を放っているが、とにかくゴールが生まれない。ビセンテ・モレノ監督は上記2試合で4-4-2、5-4-1とシステムを変更して様々な試みを行っているものの、クチョ・エルナンデスら攻撃陣は決定力を欠く状況が続いている。
だが逆に考えれば、チームでチャンスメイクまでは行えているということ。好調の久保建英をはじめ、相手ゴールまでは近づけている。今後はレアル・マドリードやアトレティコ・マドリードなど上位陣との戦いを残しているため、この一戦は3ポイントを絶対に獲得したいところ。そのためには、とにかく得点が必要だ。
注目選手:久保建英
今やマジョルカ攻撃陣の中心となった日本代表MF。古巣対戦となったバルセロナ戦でも、右サイドでの巧みなタッチやカットイン、強烈なシュートで唯一の脅威となっていたと言ってもいい。スペイン著名記者サンティアゴ・セグロラ氏は「フットボールを知り尽くしている。もはや司令官だ」とまで絶賛している。トップリーグで十分活躍できることを証明した19歳だが、あとは目に見える形で結果が欲しいところだろう。
予想スタメン(4-4-2)
GK:レイナ
DF:ボソ、ヴァリエント、セドラー、サストレ
MF:久保、セビージャ、ペドラザ、ダニ・ロドリゲス
FW:エルナンデス、ブディミール
レガネス(20位 勝点23|5勝8分16敗|22得点43失点)
マジョルカ同様、再開後は連敗を喫したレガネス。バジャドリーとの下位対決を1-2で落としたことが重くのしかかっている。それでも、バルセロナ戦ではポゼッション率は圧倒されながら粘り強い守備で相手のシュートを10本に抑え、反対にポスト直撃のシュートなど決定機を作った。速攻に活路を見出している。
今回の大一番でも、素早い攻撃からチャンスを伺いたいところだ。マジョルカは今季ラ・リーガワーストの49失点を喫しており、特に被カウンター時に弱みを見せる。今節も粘り強い守備から、手数をかけない速攻でゴールを狙いたい。
注目選手:オスカル・ロドリゲス
今季8ゴールと1人気を吐くO・ロドリゲスは、出場停止が明けてマジョルカ戦は出場可能に。レアル・マドリードから期限付き移籍中、スペインでも将来を嘱望される21歳のアタッカーは、休養十分で大一番に挑むことになる。精度の高い強烈なミドルシュート、直接FKという飛び道具を誇る彼の復帰は、レガネスにとって確実にプラスに働くだろう。
予想スタメン(4-4-2)
GK:クエジャル
DF:ブスティンサ、アワジエム、オメルオ、J・シルバ
MF:ロサレス、アマドゥ、メサ、K・ロドリゲス
FW:O・ロドリゲス、カリージョ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年6月20日(土)日本時間2:30
- 解説:中山淳 実況:倉敷保雄
- 会場:ビジット・マジョルカ・エスタディ
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