試合の概要
ビジャレアルが日本時間25日のラ・リーガ第32節でバルセロナを本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカに迎える。
ビジャレアル（7位 勝ち点49｜12勝13分7敗｜49得点36失点）
5位以上を狙いたい陣容のビジャレアルだが、前節は残留争いを続けているアラベスに1-2で敗戦。昨年11月、12月に立て続けに負傷離脱して以来ネットを揺らせていなかったパコ・アルカセルに得点が生まれたことは明るい要素だが、ほしい結果は得られなかった。
4位セビージャが勝ち点67とトップ4とは大きな差があるが、5位レアル・ソシエダ（勝ち点50）との勝ち点差はわずかに「1」。今季はUEFAヨーロッパリーグ（UEL）でベスト4に勝ち進んでいるが、サポーターから期待されたすべてを満たすためにはリーグでも上位に名を連ねたい。
気鋭の左サイドバック、ペルベス・エストゥピニャンの離脱が続く中でリーグトップの得点数を誇るバルセロナとの対戦。サイドで押し込まれて受ける展開となることも予想されるが、あくまで勝ち点3を狙いにいきたい。
注目選手：ジェラール・モレーノ
バルセロナの戦い方をよく知るパコ・アルカセルも注目に値するが、ビジャレアルのキーマンはやはりジェラール・モレーノであり、バルセロナも十分に警戒して臨んでくるだろう。今季ここまで20ゴールという得点数は、ラ・リーガの得点ランキングでもリオネル・メッシ（25得点）、カリム・ベンゼマ（21得点）に次ぐ3位。その決定力もさることながら、前線でボールをキープして起点になるプレーは格上との対戦でこそ重宝される。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：アセンホ
- DF：フォイト、アルビオル、P・トーレス、ペドラサ
- MF：パレホ、キャプ―、トリゲロス
- FW：モイゴメス、P・アルカセル、G・モレーノ
バルセロナ（3位 勝ち点68｜21勝5分5敗｜74得点28失点）
コパ・デル・レイのタイトルを獲得してラ・リーガでの戦いに戻ってきた前節、バルセロナはヘタフェをホームに迎えて5-2で快勝。リオネル・メッシが2得点を奪ったほか、アントワーヌ・グリーズマンにも得点が生まれるなど、攻撃力が爆発した。
ラ・リーガの順位表は、首位アトレティコ・マドリード（勝ち点73）、2位レアル・マドリード（勝ち点70）、3位バルセロナ（勝ち点68）の順となっているが、バルセロナはトップ2のマドリード勢よりも消化試合数が一つ少ない。アトレティコとの直接対決を残していることもあり、自力で優勝を果たすことも可能な立場だ。
また、ビジャレアルとの対戦は2020-21シーズン最初のリーグ戦以来であり、その試合では4-0で快勝。アンス・ファティがいきなり2ゴールを沈めたその試合のように、ポジティブな結果を手にして好調を保ちたい。
注目選手：アントワーヌ・グリーズマン
選手層で上回っているバルセロナだが、ビジャレアルには経験豊富なプレーヤーが多く、伝統的な鋭いカウンターには十分に気を付けなければならない。その反面、相手の攻撃を受け切った後には大きなチャンスが生まれる。高いテクニックと決定力、スプリント力を兼ね備えたグリーズマンは、守備から攻撃へのトランジションの面でも重要な役割を担うことになりそうだ。
予想フォーメーション（3-5-2）
- GK：テア・シュテーゲン
- DF：ミンゲーサ、ピケ、ラングレ
- MF：デスト、デ・ヨング、ブスケツ、ペドリ、アルバ
- FW：メッシ、グリーズマン
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年4月25日（日）日本時間23:15
- 解説：川勝良一 実況：桑原学
- 会場：エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
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