試合の概要
レアル・マドリードと同じ勝ち点68を稼ぎながら、直接対決の成績(1分け1敗)で2位のバルセロナ。降格圏18位のマジョルカとは7ポイント差ながら、残留へ向け安心はできない16位セルタ(勝ち点33)。状況は全く違えど、両者ともに3ポイントが欲しい一戦となる。
セルタ(16位 勝点33|7勝12分12敗|29得点35失点)
再開後は1分け1敗と苦しんでいたセルタだが、第30節でアラベスに6-0の大勝を収めると、続く第31節ではチャンピオンズリーグ出場権を争う強豪レアル・ソシエダ相手に1-0で勝利。2連勝を達成し、調子は上向いている。
この連勝で6ポイントを獲得して一気に残留へ前進したが、未だ16位と安心はできない。さらに第33節ではマジョルカとの直接対決も控えているため、少しでも有利な状況で迎えたいところ。前回対戦は1-4で敗れているバルサ相手だが、なんとかして1ポイントは掴みたい。
前節ソシエダ戦ではポゼッション率4割、シュート4本(枠内シュート1本)と相手に主導権を握られはしたが、効率的なカウンターで結果を残した。バルサ戦でも同じ展開が予想されるだけに、堅い守備からの速攻で勝機を見出したいところだ。
注目選手: イアゴ・アスパス
キャプテンマークを巻くベテランストライカーは、直近2試合連続ゴールと好調を維持。ソシエダ戦では唯一の枠内シュートをものにし、大きな勝ち点3を呼び込んでいる。高い決定力と瞬時にスペースを認知する力を持ち合わせるアタッカーは、対バルサ戦11試合で6ゴール2アシストと相性も悪くない。残留へ繋がる値千金のゴールが期待される。
予想スタメン(4-3-3)
GK:ブランコ
DF:バスケス、エイドゥー、ムリージョ、オラサ
MF:ラフィーニャ、ヨクシュル、ベルトラン
FW:アスパス、スモロフ、D・スアレス
バルセロナ (2位 勝点68|21勝5分5敗|70得点31失点)
第30節セビージャ戦のスコアレスドローで、約3カ月ぶりに首位の座を明け渡してしまったバルサ。その後 ジェラール・ピケ が「もうリーガ優勝は難しい」と悲観的なコメントを残すなど、チームの雰囲気は良いとは言えない。続くアスレティック・ビルバオ戦では堅守に苦しみ、なんとか1点をもぎ取って勝利。レアル・マドリードと同勝ち点を維持はしたが、嫌な雰囲気を払しょくするような勝利ではなかった。さらにクラブ愛を強調していたMFアルトゥールの放出を決断したと報じられ、サポーターからは疑問の声も上がっている。
そんな雰囲気を断ち切るためにも、セルタ戦では目が覚めるようなパフォーマンスと結果が必要になるだろう。またレアルよりも先に試合を行えるため、プレッシャーをかけたいところだ。
ビルバオ戦ではポゼッション率70%超え、シュート18本を放ったものの、ゴールは1つと物足りない数字に。セルタ戦でも、前節同様にボールを握る時間が長くなることが予想される。しかし、セルヒオ・ブスケツが出場停止。また フレンキー・デ・ヨング は今季中の復帰は絶望であり、去就に揺れるアルトゥールの出場も不透明と、中盤は難しい構成を迫られそうだ。それでも、相も変わらず リオネル・メッシ は異次元のパフォーマンスを続けているため、長期離脱明けの ルイス・スアレス やアントワーヌ・グリーズマンの奮起に期待したい。
注目選手: アントワーヌ・グリーズマン
最後にラ・リーガで得点を挙げたのは4カ月前の第24節ヘタフェ戦(2-1)。現在キャリアワーストとなる7試合連続ノーゴール&ノーアシストと、絶不調にあえいでいる。昨夏1億2000万ユーロという巨額な移籍金で加入したものの、期待には応えられていない状況だ。確かにアトレティコ・マドリード時代とは大きく役割が変わったとはいえ、とにかくゴールが無ければ認められることはないだろう。第33節の古巣対戦を前に、結果を示して周囲の批判を黙らせたいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK: テア=シュテーゲン
DF: セメド 、 ピケ 、ラングレ、アルバ
MF:ビダル、ラキティッチ、プッキ
FW: メッシ 、 スアレス 、 グリーズマン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年6月28日(日)日本時間0:00
- 解説:小澤一郎 実況:桑原学
- 会場:エスタディオ・バライドス
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