ラ・リーガ第34節が現地時間7月3日～6日にかけて行われた。
第34節の総評
20チーム中3番目に失点が少ないアスレティック・ビルバオのホームに乗り込んだ首位レアル・マドリードは、やはり相手の堅守をこじ開けるのに苦しんだ。前半からアセンシオを中心に攻め立てるもゴールは奪えず。スコアレスのままで後半を迎えた。
膠着状態の続く試合が動いたのは73分。主将セルヒオ・ラモスがVARで得たPKを決め、ついにビルバオの牙城を崩したのだ。この虎の子の1点を守り切ったレアル・マドリードは、残り4試合のうち3勝で優勝が確定する状況に持ち込んでいる。なお、S・ラモスの今季得点数は「10」に到達。公式戦通算では12得点目で、自身のシーズン記録を更新している。
首位に勝点差4の2位バルセロナは攻撃陣が爆発。ルイス・スアレスとアントワーヌ・グリーズマンのゴラッソを含む計4ゴールを挙げ、アウェーで難敵ビジャレアルを一蹴した。一方、ピッチ外で話題も。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長がVARのレアル優遇を暗に批判したのだ。ビジャレアル戦ではメッシのゴールがビデオ判定の末に取り消されている。
また、3位アトレティコ・マドリードもアルバロ・モラタの2ゴールなどで3－0の快勝。敗れたマジョルカは好調の久保建英を軸とした仕掛けでシュート12本を放つも、強豪のネットを揺らすことはできなかった。4位セビージャはルーカス・オカンポスの今季13得点目が生まれ、倍近くのシュートを放たれたエイバルに辛勝。5位ビジャレアルとの勝点差を「3」から「6」に広げている。
第34節の結果
アトレティコ・マドリード 3-0 マジョルカ
【得点者】モラタ（29分／PK、45+4分）、コケ（79分）
セルタ 1-1 ベティス
【得点者】セ：ノリート（22分） ベ：フェダル（79分）
バジャドリード 1-0 アラベス
【得点者】ホアキン（88分）
グラナダ 2-2 バレンシア
【得点者】グ：C・フェルナンデス（61分／PK）、フェデ・ビコ（86分） バ：M・バジェホ（63分）、ゲデス（68分）
アスレティック・ビルバオ 0-1 レアル・マドリード
【得点者】S・ラモス（73分／PK）
エスパニョール 0-1 レガネス
【得点者】J・シルバ（53分）
オサスナ 0-0 ヘタフェ
【得点者】なし
ビジャレアル 1-4 バルセロナ
【得点者】ビ：G・モレーノ（14分） バ：オウンゴール（3分）、L・スアレス（20分）、グリーズマン（45分）、ファティ（87分）
レバンテ 1-1 レアル・ソシエダ
【得点者】レバ：モラーレス（16分） レア：イサク（12分）
セビージャ 1-0 エイバル
【得点者】オカンポス（56分）
第35節の日程・対戦カード
逆転優勝の可能性を残しているバルセロナは、最下位のチームをホームに迎える。勝利以外は許されない一戦だ。後がないエスパニョールは、そのバルサから金星を挙げないかぎり、1993-94シーズン以来のセグンダ降格が決定する。
同じく降格圏に沈むマジョルカは、すでに残留を決めたレバンテから勝利を収めたいところ。攻撃を牽引する久保に待望の今季4得点目は生まれるか注目だ。
優勝へのカウントダウンに入ったレアル・マドリードは、第34節終了後にアシエル・ガリターノ監督を解任し、ファン・ラモン・ロペス・ムニスを新監督に招聘したアラベスと対戦する。
| 開催日 | キックオフ （日本時間） | 試合 |
|---|---|---|
| 7／7（火） | 19:30 （翌2:30） | バレンシアvsバジャドリード |
| 7／7（火） | 22:00 （翌5:00） | セルタvsアトレティコ・マドリード |
| 7／8（水） | 19:30 （翌2:30） | ベティスvsオサスナ |
| 7／8（水） | 19:30 （翌2:30） | ヘタフェvsビジャレアル |
| 7／8（水） | 22:00 （翌5:00） | バルセロナvsエスパニョール |
| 7／9（木） | 19:30 （翌2:30） | エイバルvsレガネス |
| 7／9（木） | 19:30 （翌2:30） | マジョルカvsレバンテ |
| 7／9（木） | 22:00 （翌5:00） | アスレティック・ビルバオvsセビージャ |
| 7／10（金） | 19:30 （翌2:30） | レアル・ソシエダvsグラナダ |
| 7／10（金） | 22:00 （翌5:00） | レアル・マドリードvsアラベス |
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