試合の概要
7月7～10日開催のラ・リーガ第35節。リーグ戦再開後7連勝中の首位レアル・マドリードにとっては優勝に一歩でも近づくため、残留を争っているアラベスからホームで勝ち点を取りこぼすことは許されない。
レアル・マドリード （1位 勝点77｜23勝8分3敗｜62得点21失点）
コロナによる中断前最後の一戦でベティスに敗れたレアル・マドリード。だが、再開後は勝負強さを見せ、内容こそ決して盤石ではないものの、着実に白星を積み重ね、連勝を「7」まで伸ばしている。
バルセロナの不振もあり、第30節終了後には首位へと浮上。2016-17シーズン以来のリーグ優勝が現実味を帯びてきた。カギとなっているのは堅守。セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン、カゼミーロのCB＆アンカーに加え、守護神ティボー・クルトワの安定感が頼もしく、ラ・リーガで18度のクリーンシートを記録している。S・ラモスと右SBダニエル・カルバハルが出場停止だが、アラベス戦で5試合連続となる無失点勝利を飾るか注目だ。
注目選手： カリム・ベンゼマ
このところゴールを量産していたS・ラモスが出場停止。9番を背負うベンゼマが得点源としての期待に応えなければならない。
再開後に3ゴールを記録しているものの、ここ4試合はノーゴール。前節もチャンスに恵まれながらネットを揺らせなかった。チームが良い状態を保っているうちにゴールを奪い、徐々にだが確実に強まっている自身への風当たりを弱めたいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
アラベス（16位 勝点35｜9勝8分17敗｜32得点51失点）
再開から7試合で1勝。5連敗で16位にまで順位を落とし、終盤戦は残留争いに巻き込まれている。
前節の黒星により、アシエル・ガリターノ監督を解任。ファン・ムニエを新監督に招聘し、新体制で首位チームに挑む。
注目は前線だ。ここ5試合でわずか1得点という攻撃力の改善なくして番狂わせは起こせない。好調のレアル・マドリードとの対戦だけに、ドローでも御の字だろう。
注目選手：ホセル
ここ5試合におけるチーム唯一のゴールを決めているホセル。ユース時代を過ごした古巣相手に結果を残せるか。このところ得点機会に恵まれず、レアル・マドリード戦ではさらにチャンスの数は少なくなりそうだ。だが、限られた好機をものにして、ヒーローになりたいところだ。
予想スタメン(4-4-2)
- GK：ロベルト
- DF：ラグアルディア、マルティン、マガジャン、マリン
- MF：アレイシ・ビダル、カマラサ、アブダライ、メンデス
- FW：ルーカス・ペレス、ホセル
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年7月11日（土）日本時間5:00
- 解説：中山淳 実況：福田浩大
- 会場：エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ
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