レアル・マドリードとバルセロナが激しい火花を散らすエル・クラシコ。この伝統の一戦にスペインのみならず全世界の注目が集まるのは周知のとおりだが、現地でしか感じられない"凄さ"もあるようだ。
かつてマジョルカでプレーした川崎フロンターレのMF家長昭博は『DAZN』のインタビューでこう語っている。
「スペインに行く前は一ファンとして観ていました。世界の最先端、最高レベルの試合だなと。それが2010年にスペインに行ってみて、これはサッカーの試合じゃない、戦争みたいな感じ(というイメージに)。サッカーの1試合がこんなに注目されて、1試合がこんなに盛り上がるのかと衝撃を受けました」
エル・クラシコの凄みを肌で感じた家長は、どちらのチームにも思い入れがあるという。
「メッシのゼロトップ、ビジャ、ペドロ、シャビ、イニエスタ、ブスケツ。左サイドバックはアビダル、マスチェラーノもいて、どこがこのチームに勝てるんやろうって思うくらいバルサが好きでしたね。ただ、エジルがいた頃のマドリーもめちゃくちゃ好きで、そのときはマドリーもちょっと応援してましたよ」
今回もまた両チームに注目選手がいるという。家長は"対照的"な2選手の名前を挙げた。
「まずはモドリッチ。35歳にしてコンディションが上がっているんですよ。パフォーマンスも衰えへん。今でも最高峰の中でめちゃくちゃいいプレーをしている。クラシコで35歳のベテラン選手がどんなパフォーマンスをしてくれるのか。すごく楽しみにしています」
もう1人はマドリーの重鎮より17歳下のバルサMFペドリだ。
「18歳にしてあんなに客観的にサッカーができるのかというくらい頭がよくて、技術もあります。無駄がないというか状況判断にミスがない。なおかつメッシを気持ちよくさせられる。昔のイニエスタやシャビのように、メッシが欲しいタイミングでボールを出せたり、メッシがいて欲しい場所に立ってワンツーしたり」
35歳のモドリッチと18歳のペドリ。それぞれ中盤で異彩を放つ2人のパフォーマンスが、エル・クラシコの主導権争いに大きな影響を及ぼしそうだ。
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年4月4日(日)4:00 ※日本時間
- 解説・実況:小澤一郎、桑原学(敬称略)
- 会場:エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。