試合の概要
プレミアリーグもいよいよ大詰め。第36節では、南野拓実が所属するサウサンプトンと降格が決定したフラムが激突する。
サウサンプトン（14位 勝点40 ｜ 11勝7分17敗 ｜ 44得点62失点）
序盤首位に立ったことを考えれば、2021年の大失速でここまで落ち込んでしまったことを反省する必要はあるものの、最低限の目標である「残留」は達成できたサウサンプトン。FAカップも準決勝での敗退を強いられたため、残る3試合は来シーズンにつながる何かを模索する戦いになる。
そんな中で前試合、実力の拮抗するクリスタル・パレスを3-1で撃破。開始2分の失点はいただけないが、エースのダニー・イングスが復帰戦で2ゴールやGKフレイザー・フォースターのPKストップなど、久々の朗報であったことは間違いない。この流れを継続させ、降格が決まったフラム相手にも確実に勝利を挙げたいところだ。幸い新たな負傷者もいないため、パレス戦のメンバーをベースとしつつ、ボールを保持しながら適切に攻撃の形を維持したい。
注目選手：南野拓実
パレス戦ではサウサンプトンで2試合目となるフル出場を果たした南野。リンクプレーや献身的なランニングは効果的であったが、肝心のファイナルサードではほとんど仕事をできず。結果が出ない日々が続いている。所属元リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は擁護を続けているが、このまま復帰しても出番はないだろう。シーズンは残り3試合、多少強引にでも、ゴールを奪いに行くべきだろう。
予想スタメン（4-4-2）
GK：フォースター
DF：ウォーカー＝ピータース、ベドナレク、ヴェステゴーア、スティーブンス
MF：南野、ウォード＝プラウズ、アームストロング、レドモンド
FW：アダムス、イングス
フラム（18位 勝点27 ｜ 5勝12分18敗 ｜ 25得点47失点）
3月にはリヴァプールを撃破（1-0）したりとリーグを沸かせたが、直近7試合は6敗（1分け）と踏ん張れず。ついに降格が決定したフラム。青年指揮官スコット・パーカーの下でボール保持から丁寧な攻撃を仕掛ける勇敢なスタイルを見せていたものの、リーグワースト2位の得点力を最後まで改善できなかった。その指揮官の去就など不透明なものは多い中、ファンのために少しでも多く勝利を収めてシーズンを終えたいところだ。
相変わらず守備的ポジションを中心に離脱者は多いが、前節バーンリー戦（0-2）のメンバーは起用可能な状況だ。正式に降格が決定した後の初めての試合のため予想は難しいが、シーズン末までのレンタル組はスタメンを外れる可能性もある。若手選手をうまくチームに組み込みながら、有終の美を飾りたい。
注目選手：アデモラ・ルックマン
今季チームトップのゴール関与率（4ゴール4アシスト）を誇るウインガー。視野やポジショニング、守備面などまだまだ改善すべき点は多いが、ドリブルの技術はイングランドでもトップクラス。両足から放たれる豪快なシュートも魅力の1つだ。来季去就は定かではないが、だからこそ残り3試合で十分プレミアリーグでやれることを見せておきたいだろう。
予想スタメン（4-3-3）
GK：ロダク
DF：テテ、アダラビオヨ、ヘクター、ロビンソン
MF：ザンボ＝アンギサ、レミナ、リード
FW：カバレイロ、ミトロヴィッチ、ルックマン
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年5月15日（土）日本時間23:00
- 会場：セント・メリーズ・スタジアム
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