試合の概要
悲願のプレミアリーグ制覇を決めたリヴァプールと、3位のチェルシーがアンフィールドで相まみえる。
リヴァプール（1位 勝点93 ｜ 30勝3分3敗 ｜ 77得点29失点）
優勝決定後、プレミアリーグの最多勝ち点記録（100）と今季ホーム戦全勝を主な目標として戦ってきたリヴァプールだが、今月上旬のマンチェスター・シティ戦を0-4で落とすと、前々節にはバーンリーを相手にホームでドロー。さらに前節はアーセナルに1-2で敗れ、いずれの目標もついえることになった。
チームは既にFAカップとチャンピオンズリーグで敗退しており、残り2試合は完全な消化試合に。ユルゲン・クロップ監督は、得点王の可能性があるモハメド・サラーに気をつかいつつも、来シーズンに向けた戦力チェックや若手にチャンスを与える機会を増やすことになるだろう。とはいえ、ビッグクラブ相手の今季ホーム最終戦は勝って締めたいところ。前節の敗戦を払拭する白星でサポーターを満足させたい。
注目選手：南野拓実
今冬のリヴァプール加入後、公式戦12試合に出場して0ゴール0アシスト。若手のネコ・ウィリアムズやカーティス・ジョーンズが与えられたチャンスを活かしている一方、南野は決定機を逃すなど十分なパフォーマンスを披露することができておらず、現地メディアの風当たりも厳しくなってきている。ここでリーグ戦2度目の先発の機会を与えられれば、確実に活かしたいところだ。
予想スタメン（4-3-3）
チェルシー（3位 勝点63 ｜ 19勝6分11敗 ｜ 64得点49失点）
一方、激しいCL出場権争いの真っただ中にいるチェルシーにとっては、この上なく重要な一戦だ。現時点で3位の好ポジションにつけるが、1試合消化が多い4位のレスター、そして5位のマンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差はわずか1ポイント。最終節も6位ウォルヴァーハンプトンとの対戦となっており、気の抜けない状況が続く。
最近の公式戦11試合で9勝を記録するチームは、19日に行われたFAカップ準決勝でマン・Uを3-1で下し、決勝に進出。勢いは十分だが、中6日の相手に対して中2日と日程面の不利は明白で、疲労が懸念となる。フランク・ランパード監督がしっかりと選手のコンディションを見極め、可能な限りフレッシュな状態で試合に入れるかどうかがポイントになりそうだ。
注目選手：オリヴィエ・ジルー
一時は完全に控えとなっていたフランス人ストライカーだが、終盤戦にきてチームにとって欠かせない選手となっている。強靭なフィジカルを活かしたポストワークで起点となり、最近の公式戦5試合のうち4試合でゴールを記録。フィルジル・ファン・ダイクとのバトルは地上戦、空中戦ともに必見だ。
予想スタメン（4-2-3-1）
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年7月23日（木）日本時間04:15
- 解説：ベン･メイブリー 実況：野村明弘
- 会場：アンフィールド
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