試合の概要
いよいよ迎えるプレミアリーグ2020-21シーズン最終節。南野拓実が所属するサウサンプトンは、ウェストハムとのラストマッチを迎える。
ウェストハム（6位 勝点62 ｜ 18勝8分11敗 ｜ 59得点47失点）
クラブ史上初のチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得へ大きな期待を集めたが、第32節ニューカッスル戦の敗戦（2-3）、そして続くチェルシーとの直接対決（0-1）を落としたことによって脱落。その後も勝ち点を伸ばせず6位にまで転落し、すでにCL出場権は失ってしまった。だが、サウサンプトン戦では引き分け以上でヨーロッパリーグ出場権は獲得できる状況。そのため、最終節では結果を残す必要がある。
最終節はアルテュール・マズアクとマヌエル・ランシーニはケガで欠場するが、状態が心配された守護神ルカシュ・ファビアンスキも出場予定。デイヴィッド・モイーズ監督は、好調時に主力を務めていたメンバーで臨むことができそうだ。前線から激しいプレスを仕掛けるサウサンプトンに対し、ミカイル・アントニオやジャロッド・ボーウェンらの走力を生かした素早い攻撃で得点を重ねたい。
注目選手：ジェシー・リンガード
前半戦はまったくリーグ戦での出場機会がなかったが、1月のウェストハム加入後15試合で9ゴール5アシストと大爆発を見せたリンガード。しかし直近5試合はゴールから遠ざかり、その間チームは2勝1分け2敗と大きく調子を落とした。エースの活躍がそのまま成績に直結する状況だ。半年レンタルのために今後の去就は定かではないが、自信を取り戻せたクラブに恩を返すためにも、最終戦で勝利を届けたい。
サウサンプトン（14位 勝点43 ｜ 12勝7分18敗 ｜ 47得点65失点）
序盤戦に首位に立ったことを考えれば失望のシーズンとなったかもしれないが、ひとまず最低目標である残留は達成したサウサンプトン。最終節では何もかかっていないためにモチベーションの差はあるかもしれないが、少しでも上の順位で終えるために勝利を取り戻し、来季につながる形で最終戦を締めくくりたい。
こちらも長期離脱からオリオール・ロメウらが復帰したが、今季限りで退団することを発表したライアン・バートランドは間に合わない模様。またチェ・アダムズのコンディションにも不安が広がっており、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は選手選考でやや頭を悩ませるかもしれない。前節リーズ戦は苦しい敗戦だった（0-2）が、その前2試合はともに3-1で勝利と流れ自体は悪くなかったサウサンプトン。上位争い中の難しい対戦相手となるが、来シーズンへ向けたきっかけをつかむことはできるだろうか。
注目選手：南野拓実
加入後3試合で2ゴールを奪い、大きな期待を集めた南野。しかしその後は得点を奪えず、特にファイナルサードで効果的に攻撃になかなか絡めないまま、チームでの存在感も薄れていった。ハーゼンヒュットル監督はそのパフォーマンスや影響を称えているが、物足りなさは否めないだろう。今夏一度リヴァプールに戻ることになるが、現状のままでは再び厳しい戦いを強いられることになる。最終戦では今後のためにも是が非でもゴールを決めたいところだ。
予想スタメン（4-4-2）
GK：マッカーシー
DF：ウォーカー＝ピータース、スティーブンス、ヴェステゴーア、サリス
MF：ウォルコット、ウォード＝プラウズ、アームストロング、南野
FW：イングス、テラ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- 実況：河村太朗
- キックオフ：2021年5月24日（月）日本時間0:00
- 会場：オリンピック・スタジアム
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