■試合の概要
すでに降格が決まったマジョルカは、オサスナのホームへと乗り込む。今季最終戦で久保建英はどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。
オサスナ（11位 勝ち点51 | 13勝12分12敗 | 44得点52失点）
前節はバルセロナを相手に劇的な形で2-1と勝利。金星を挙げてパンプローナに喜びをもたらした。
だが、来シーズンの欧州カップ戦出場圏内に入ることは現実的に難しく、消化試合の色合いは強い。だが、現地メディアは、フラン・メリダ、オイエルといった主力が先発すると予想。一方で、エンリク・ガジェゴは前節レッドカードを受けたため、最終節は欠場となる。
バルセロナ戦では守備的な5バックを敷いたが、マジョルカ戦では指揮官は伝統的な4-4-2に戻す可能性がありそうだ。
注目選手：ロベルト・トーレス
前節のバルセロナ戦ではわずか5分間の出場ながら、決勝ゴールをマークし、ヒーローとなったトーレス。今季のバルセロナとの2試合で3ゴールを挙げており、“バルサキラー”となった。
今シーズンはリーグ戦35試合で7ゴール7アシストと絶好調。マジョルカ戦でも2試合連続ゴールに期待が集まる。キャリアハイとも呼ぶべきシーズンを最高の形で締めくくることはできるだろうか。
予想スタメン（4-4-2）
- GK：エレーラ
- DF：ラト、U・ガルシア、アリダーネ、ナチョ・ビダル
- MF：ペレス、オイエル、フラン・メリダ、ロベルト・トーレス
- FW：アドリアン・ロペス、アルナイス
マジョルカ（19位 勝ち点32 | 9勝5分23敗 | 38得点63失点）
ここ2試合でセビージャ、グラナダに連敗して1年での2部降格が決まった。したがって最終節は消化試合となる。
だが、久保建英などレンタルで加入している選手にとっては来季に向けて貴重なアピールの場となる。久保に関しては、来シーズンもレアル・マドリードからのレンタルが濃厚な状況だけに、中堅以上のクラブからの興味を引きつけたいところだ。
前節、貴重な先制点を挙げたクチョ・エルナンデスは出場停止。数少ないアタッカーとしても久保は重要な役割を担うこととなりそうだ。また、15歳のアタッカー、ルカ・ロメロもチャンスを得ることになるかもしれない。
注目選手：久保建英
日本の至宝は最後まで戦い続けたが、マジョルカを残留に導くことはできなかった。
だが、マジョルカの中心選手としてシーズンを戦い抜いた久保の評価は依然として高いまま。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』では、降格決定直後にも久保について「傑出した存在だった」と褒め称えた。
最終節もスタメン起用は濃厚だけに、クチョ・エルナンデス不在の中でもアタッキングサードで違いを作ることが求められる。来季どこのクラブでプレーするかは未定だが、大器であることを改めて示してもらいたい。
予想スタメン（4-4-2）
- GK：レイナ
- DF：フラン・ガメス、カンポス、ヴァリエント、ポソ
- MF：久保、ババ、フェバス、ダニ・ロドリゲス
- FW：ラゴ・ジュニオル、ブディミル
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年7月20日（月）日本時間04:00
- 解解：松原良香 実況：福田浩大
- 会場：エスタディオ・エル・サダール
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