今冬の移籍市場でフィオレンティーナから22歳のFWドゥシャン・ヴラホヴィッチとボルシアMGからMFデニス・ザカリアを獲得したユヴェントス。7日のヴェローナ戦では、その2人がいきなり先発デビューを果たすと揃って得点を挙げ、2-0での勝利をつかんだ。この結果、アッレグリのチームは、昨年12月1日から続く無敗記録を「10」へと伸ばし、今シーズン初めてとなる4位へ浮上。アリアンツスタジアムの観客は歓喜に沸いた。
指揮官のアッレグリは試合終了後、インタビューに応じると、新生ユヴェントスの幸先の良いスタートを喜んだ。
「新たに重要な選手が加わったことで、チームは熱気に包まれていた。クラブが素晴らしい仕事をしてくれた。タフな試合だったが、前線の3人が良いプレーを見せてくれたし、良い兆しだ。このチームのクオリティが発揮でき、パフォーマンスには満足している。勝利を収めることは重要であったが、道のりはまだ長い」
アッレグリはヴェローナ戦において、1トップのヴラホヴィッチの脇にFWパウロ・ディバラとFWアルバロ・モラタを並べるトリデンテを選択。新加入の22歳FWを支えた2人の献身的なプレーを称えた。
「クオリティのある選手は全員使いたい。だが誰もが献身的にチームのためにプレーする必要がある。ディバラとモラタは、クオリティが必要とされる前線において、重要なパフォーマンスを見せた。ただ、2人のプレーだけでなく、全員に満足している。アルトゥールも素晴らしい試合していたし、これから大きく成長できる」
目標はスクデットでなくUCL出場
セリエA第24節を終えて、ユーヴェはアタランタ(消化試合が「1」少ない)を追い越し、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場圏内の4位へと上昇。ミラノダービーに敗れた首位インテル(消化試合が「1」少ない)との差は、8ポイントとなった。
「スクデット獲得の可能性? 我々には関係ない。ナポリやインテル、ミランが考えるべきことだ。ただ、80ポイントを獲得できれば、確実にUCL出場権に手が届く。アタランタとの差を取り返すことはできたが、あまり先を見るつもりはない」
「スクデットはいまのところインテルが優勢と言える。我々もあと4ポイント獲れていれば、優勝争いを演じることができたと思うが、現実はそうではない。アタランタとの4位争いを繰り広げることになるだろう」
最後にアッレグリは、デビュー戦ながらも13分にいきなりループシュートで先制点をマークしたヴラホヴィッチに言及。パフォーマンスに注文をつけた。
「ヴラホヴィッチは出だしがあまり良くなく、トラップミスがあったが、そこを改善していくべきことは選手自身も分かっているはずだ。デュエルにおいて強さは際立っているが、もう少しマークを外せるようにならなければならない。それに、まだ22歳で経験不足もある」
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