決勝トーナメント進出に向けて、神戸が置かれている立場はとてもシンプルだ。2位の傑志との直接対決で引き分け以上の結果に終われば、首位通過が決定する。
グループステージ第2節、神戸にとって今大会の初戦となったゲームで傑志と対戦した際には郷家友太と井上潮音のゴールで勝利をつかんでいる。
内容を振り返っても神戸がボールを保持しながらチャンスをうかがう時間が長くゲームを支配。パスミスからピンチを招きかけたり、後半アディショナルタイムに1点を返されたりと圧倒する展開までは至らなかったが、しっかりと勝ち切ったことは評価できる。
今回、勝たなければ首位通過の可能性が断たれてしまう傑志が前回対戦よりも積極的に攻撃に出てくる可能性も考えられるが、受けに回り過ぎることなく、ボールを保持しながらいなすような展開に持ち込めれば問題ないだろう。すっきりと決勝トーナメント進出を決めて、未勝利に苦しむJリーグへとよい流れを持ち込みたい。
グループステージ最終節に決勝トーナメント進出をかける横浜F・マリノスはグループ最大のライバル全北現代と対戦する。現在、勝点12の横浜FMに対し、全北現代は勝点11。引き分け以上で首位突破が決まる優位な状況に置かれていることは間違いない。
しかし、今大会で唯一黒星を喫した相手がこの全北現代であり、力関係はまったくの五分。一切侮れない相手である。実際、第2節での対戦ではボール保持では上回ったが、相手の手堅い試合運びの前に屈した。おそらくこの試合も同じような構図の展開になることが予想されるだけにゲームコントロールの部分で細心の注意を払いながら勝機を探りたい。
2大会ぶりに戦うACLで初のアジア王者を狙うトリコロール軍団の戦いをここで終わらせてはならない。
ACL 5月1日対戦カード
Gr. | 時間 | 試合 | 解説・実況 |
---|---|---|---|
H第6節 | 20:00 | ホアンアイン・ザライ vs シドニー | |
J第6節 | 20:00 | 傑志体育会 vs ヴィッセル神戸 | 解:佐藤寿人 実:西岡明彦 |
H第6節 | 23:00 | 全北現代モータース vs 横浜F・マリノス | 解:水沼貴史 実:桑原学 |
関連記事
● ACL 2022 | 放送予定・試合日程・順位 | AFCチャンピオンズリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?