プレミアリーグの新たな“リッチクラブ”が札束攻勢を仕掛けているようだ。フランス『レキップ』によると、低迷中のニューカッスルがCBブノワ・バディアシルの獲得を目指し、モナコに4000万ユーロ(約52億円)をオファー。しかし、リーグアンの名門から拒否されたという。
昨年10月にサウジアラビア政府系ファンドに買収されたニューカッスルは今冬の移籍市場で、すでにDFキーラン・トリッピアー(←アトレティコ)とFWクリス・ウッド(←バーンリー)を確保。推定4000万ユーロ以上の移籍金を投じることになったが、まだまだ財布の紐を堅くするつもりはないようだ。サウジ政府系ファンドの総資産は約48兆円ともいわれ、 約75億円と目された今冬の補強予算 オーバーも辞さない構えだ。
レキップによれば、バディアシル本人は即座の移籍に強いこだわりはないようで、クラブ間交渉を静観しているという。1月9日にハムストリングを負傷したため、向こう数週間はリハビリに全力を注ぎたい思いもあるのかもしれない。
フランスU-21代表に名を連ねるそのバディアシルは194cmと大柄ながらスピードがあり、現代のCBらしく足下の技術やフィードセンスも兼備。「新たなヴァラン」とも称される逸材で、昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードからの興味が報じられた。
スフェン・ボトマン(リール)やジエゴ・カルロス(セビージャ)ら他のCBとの接触も報じられたニューカッスルとしては、この冬に是が非でもCBの即戦力を手に入れたいところだろう。モナコへの提示額を増やすのか、別のターゲットに力を入れるのか。その動向が引き続き注目される。
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