セリエA第21節が現地時間2月5日～2月7日に行われた。
第21節の総評
ミラン対クロトーネ
前節終了時点で首位のミランがクロトーネをホームに迎えた。今節に2位のインテルが勝利したことにより、試合開始時点で1ポイント差の2位となっていたミラン。確実に勝利したい試合、ミランは30分にラファエル・レオンとのワンツーで守備網を突破したズラタン・イブラヒモヴィッチがキャリア通算500得点目となるゴールを記録し、チームに先制点をもたらす。
1点リードで迎えた後半、ミランは64分にテオ・エルナンデスからの折り返しを再びイブラヒモヴィッチが押し込み、ドッピエッタを達成。これでチームのプレッシャーが和らぐと、69分にはハカン・チャルハノールのCKにアンテ・レヴィッチが頭で合わせて加点する。さらに直後、再びレビッチが決めて4-0に。そのままシャットアウトしたミランが連勝で首位をキープした。
ユヴェントス対ローマ
勝ち点40で3位のローマと同39で4位のユヴェントスが激突した上位対決。逆転での10連覇に向けて勝利必須のユヴェントスは13分、アルバロ・モラタの落としたボールからクリスティアーノ・ロナウドがコントロールシュートをゴール右に流し込み、今季16ゴール目を記録。エースの一撃で先制に成功する。
さらに攻めながらも、C・ロナウドのシュートがバーに弾かれるなどして1点リードにとどまり後半を迎えたユヴェントス。それでも、69分にはデヤン・クルゼフスキの折り返しが相手のオウンゴールを誘って加点する。その後、持ち前の堅守でローマを無失点に抑えたユヴェントスが大一番を制し、リーグ3連勝で3位に浮上した。
そのほかの試合
2ポイント差でミランを追う2位のインテルは、アウェーでフィオレンティーナと対戦した。そのインテルは31分、CKの流れからアレクシス・サンチェスの横パスを正面で受けたニコラ・バレッラがミドルシュートを突き刺して先制。1点リードで後半を迎えると、52分にはボックス右へ抜け出したアクラフ・ハキミの折り返しに合わせたイヴァン・ペリシッチがネットを揺らして加点。そのまま2-0で勝利し、2連勝でミランを追走している。
そのほか、右サイドバックで先発した冨安健洋がフル出場したボローニャはアウェーでのパルマ戦を3-0で快勝。サンプドリアの吉田麻也は、1-1で引き分けたベネヴェント戦で64分から途中出場した。
第21節の結果
フィオレンティーナ 0-2 インテル
【得点者】バレッラ（31分）、ペリシッチ（52分）
アタランタ 3-3 トリノ
【得点者】ア：イリチッチ（14分）、オウンゴール（19分）、ムリエル（21分） ト：ベロッティ（42分）、ブレーメル（45+1分）、ボナッツォーリ（84分）
サッスオーロ 1-2 スペツィア
【得点者】サ：カプート（25分） ス：エルリッチ（39分）、ギャシ（78分）
ユヴェントス 2-0 ローマ
【得点者】ロナウド（13分）、オウンゴール（69分）
ジェノア 2-1 ナポリ
【得点者】ジェ：パンデフ（11分、26分） ナ：ポリターノ（79分）
ベネヴェント 1-1 サンプドリア
【得点者】ベ：カプラーリ（55分） サ：K.バルデ（80分）
ミラン 4-0 クロトーネ
【得点者】イブラヒモヴィッチ（30分、64分）、レビッチ（69分、70分）
ウディネーゼ 2-0 ヴェローナ
【得点者】オウンゴール（83分）、デウロフェウ（90+1分）
パルマ 0-3 ボローニャ
【得点者】ボ：バロー（15分、33分）、オルソリーニ（90+2分）
ラツィオ 1-0 カリアリ
【得点者】インモービレ（61分）
第22節の日程・対戦カード
| 開催日 | キックオフ （日本時間） | 試合 |
|---|---|---|
| 2/13（土） | 4:45 | ボローニャ vs ベネヴェント |
| 2/13（土） | 23:00 | トリノ vs ジェノア |
| 2/14（日） | 2:00 | ナポリ vs ユヴェントス |
| 2/14（日） | 4:45 | スペツィア vs ミラン |
| 2/14（日） | 20:30 | ローマ vs ウディネーゼ |
| 2/14（日） | 23:00 | カリアリ vs アタランタ |
| 2/14（日） | 23:00 | サンプドリア vs フィオレンティーナ |
| 2/15（月） | 2:00 | クロトーネ vs サッスオーロ |
| 2/15（月） | 4:45 | インテル vs ラツィオ |
| 2/16（火） | 4:45 | ヴェローナ vs パルマ |
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