バルセロナ前監督のロナルド・クーマン氏が、同クラブでの日々を振り返った。
今季途中に成績不振によってバルセロナ監督の座を解任されたクーマン氏だが、やはり納得のいくことではなかったようだ。母国オランダの『Algemeen Dagblad』とのインタビューに応じた同氏は、ジョアン・ラポルタ会長に対して恨み節を述べている。
「カンプ・ノウには当分行くことがないだろう。まだ、そうすることはできないよ。あの会長との間に何もなかったとは言えないのだから」
クーマン氏はラポルタ会長がチャビ・エルナンデス現監督を招へいしたこと、またチャビ監督と自身の扱いに違いに不満を覚えている様子だ。
「ラポルタはチャビが彼の監督になることはないと1000回言っていた。まだ経験が足りないとね」
「彼はチャビに対して、私には与えなかった時間を与えている。いまだに痛みを感じているんだ。私は多くの負傷者を抱えながら仕事に取り組んでいた。今はペドリもウスマン・デンベレも戻ってきたというのに……」
オランダ人指揮官はさらに、バルセロナが昨夏に財政難でFWリオネル・メッシを放出しながら、この冬に移籍金5500万ユーロでFWフェラン・トーレスを獲得したことを批判した。
「メッシを失ったのは、クラブ首脳陣にそうしなければならないと執着されたからだ。しかし、リオネル・メッシを手放して、すぐ後に5500万ユーロで選手を獲得してくる様子を見れば……、ほかに何かがあったのだと勘繰ってします。なぜ、メッシは去らなければならなかったのだろうか?」
ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長に招へいされたクーマン氏は、そもそもラポルタ会長から信頼を寄せられていなかったとの見解も述べている。
「私はラポルタの監督ではなかった。それは最初から感じていたことなんだよ。私が必要としていた上層部からのサポートはなかったんだ。私にとって金は重要ではなかった。何よりバルセロナで、監督として成功をつかみたかった。だが、ラポルタは私を切り離したかったのさ。彼が選んだ監督じゃなかったからね」
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