新型コロナウイルスの影響で中断が続くラ・リーガだが、再開は夏以降になる可能性が高いようだ。
スペインでも感染が拡大する新型コロナウイルス。26日時点で世界で2番目に多い累計感染者数22万6000人が確認され、死者も2万にを超えるなど、甚大な被害を受けている。当然サッカーの試合もすべて中断となり、先行きは不透明な状況だ。
ペドロ・サンチェス首相は5月2日から運動や散歩のための外出を許可すると発表し、外出制限の緩和に動いている。だが、ラ・リーガの再開は難しい状況が続いている。スペイン保健相サルヴァドール・イリャ氏は、国内リーグの再開について以下のように語り、否定的な見解を示している。
「現段階で、フットボールが夏を前に活動を再開できると言うことはできない。私からそう話すことは軽率になるだろう」
またトレーニング再開後から毎日ウイルス検査を実施するというプランに対しても、イリャ氏は「選手を含めた全員を検査するためには、政府や自治体の認可が必要」とも述べている。
以前にハビエル・テバス会長は、シーズン打ち切りによって想定される10億ユーロ（約1160億円）の損失を回避するためにも、5月29日、6月7日、6月28日をリーグ戦再スタートの候補に挙げていた。しかし今回のイリャ氏の発言により、プランの再考が迫られることになりそうだ。
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