日本 対 チュニジア 見どころ
パラグアイ、ブラジル、ガーナと戦ってきた日本代表が6月シリーズ最後のゲームで相対するのはチュニジア。カタールワールドカップにも出場するアフリカ大陸のチームとパナソニックスタジアム吹田で対戦する。
11月の本大会に向けて、ここまでの3試合は、日本代表にとって非常に実りのある時間になっているようだ。
まず2日に戦ったパラグアイ戦では、フレッシュな顔ぶれが多くピッチに立ち、自身の特徴を存分にアピール。初招集となった伊藤洋輝が左SBとCBの2つのポジションで存在感を示せば、ゴールこそなかったが、堂安律がキレのある動きを見せ、インサイドハーフに入った鎌田大地や先発の機会をもらった三笘薫がゴールと結果を残した。
そして、6日のブラジル戦では今回の招集メンバーの中で考えられるベストメンバーで挑み、FIFAランキング1位の相手に善戦。本大会のグループリーグで戦うドイツとスペインと同等以上の力を持つ相手に攻守それぞれで課題を突き付けられながらも、残りの時間で取り組むべきことが明確になった。
さらに10日のガーナ戦では、メンバー入りに向けて必死のアピールを続ける選手たちが躍動した。キックオフからタイムアップまで攻守で躍動感あるパフォーマンスを見せることに成功。久保建英と前田大然のアタッカー二人に代表初ゴールが挙げ、チームとしても3バックを試す時間を作るなど、ワールドカップ出場国相手に充実の90分を過ごした。
そんな流れで迎える6月シリーズの締めくくりのチュニジア戦で求められるのは、まず第一に結果。本番までに決して多くの時間が残されていない中、負けて代表活動を終えるのは後味が悪い。チーム全体で連携やコミュニケーションを深めながらも、勝利にこだわった姿が求められる。
ここまでケガで別メニュー調整が続き、出場機会のなかった冨安健洋もこのタイミングで全体練習に合流しており、コンディションが整えばピッチに立つ可能性は十分に考えられる。世界トップレベルを知るDFのパフォーマンスに注目だ。
約2週間に渡った6月シリーズもこのチュニジア戦で終わり。カタールワールドカップで史上初のベスト8進出を達成するために、弾みが付くゲームを期待したい。
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