アスルクラロ沼津が新型コロナウイルスに集団感染したことで中止となっていたJ3第4節・ヴァンラーレ八戸と沼津の延期試合。21日、八戸のプライフーズスタジアムで開催された。
試合序盤からSNS上で話題となったまだら模様の荒れたピッチ状態も影響して、お互いにロングボールを多用する展開となり、セカンドボールや球際での激しいバトルを繰り広げていく。
前半は、八戸が球際での強度が高い守備と出足の鋭さを見せてルーズボールを拾い続けてペースを握る。13分には、左サイドを崩したところからMF國分将にビックチャンスが訪れたが、この強烈なシュートをゴールラインギリギリのところで反応したDF篠崎輝和がブロック。沼津の固い守備に阻まれてチャンスを活かせず、スコアレスで折り返す。
後半も前半同様にハイボールが頭上を行き交う展開が続いたが、沼津が確実にチャンスを仕留める。58分、DF大迫暁がロングスローを入れると、相手DFの頭上を越してDF藤嵜智貴が合わせてネットを揺らしてリードを奪うと、84分には八戸がGKまで戻したバックパスがズレて、そのままゴールイン。沼津が相手の思わぬ形でのミスで試合を決定づける。
そのまま2点差を逃げ切った沼津が昨年7月以来のアウェイ勝利を飾り、8位に浮上。一方の八戸は、これでリーグ3連敗と苦しい状況が続いている。
■ 4月21日開催 結果
・J3第4節
八戸 0-2 沼津
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