5日、各地でJ2、J3が開催された。
今節のJ2で最も注目を集めたジェフユナイテッド千葉とベガルタ仙台の一戦は、ホームの千葉が勝利した。
前節まで首位に立っていた仙台に押し込まれる時間が長く、前半のうちに主将で守備の要である鈴木大輔を負傷交代で欠くアクシデントもあった中、千葉は大胆なシステムを変更を機に形勢を逆転。後半の立ち上がりの3分に19歳のブワニカ啓太が2試合連続ゴールを決め先制すると、その2分後にはエースの見木友哉も2試合連続ゴールで続き、一気に2点のリードを奪った。
その後は仙台に押し込まれる時間もあったが、GK新井章太のビッグセーブもあり無失点で切り抜け、千葉がJ1昇格プレーオフ圏内に肉薄する7位に浮上した。
前節で9試合負けなしの勢いが止まってしまったモンテディオ山形はホームに琉球を迎えて対戦し、前節の敗戦を払しょくする勝利を飾った。
12分に加藤大樹のゴールで先手を奪い、ゲームのリズムを掌握。後半に入ってからも主導権を握りながら進めていき、70分にチアゴ・アウベス、79分に野田裕喜、83分に鈴木国友がゴールを挙げ、ホームで大勝した。
また、相馬直樹監督が就任して初めてのホームゲームを戦った大宮は、序盤こそ鋭い出足と高い強度で水戸ホーリーホックを押し込むも、徐々に運動量が落ちてくると失速。前半終了間際と後半立ち上がりに失点を重ね、新体制での初勝利とはならなかった。
ナイトゲームで行われた2試合は、いわてグルージャ盛岡とV・ファーレン長崎が勝利。前半のうちに石井圭太が決めた1点を守り切った岩手が勝点3を手に入れ、最下位から脱出し、後半アディショナルタイムにクリスティアーノが決勝点を奪った長崎が10位に順位を上げた。
その他の試合では、上位に付けている横浜FCは、先制された直後にイサカ・ゼインのゴールで追いつき、ホームで東京Vと引き分け。大分トリニータとレノファ山口はホームで複数得点を奪い、勝点3を手に入れた。
7試合が行われたJ3は、首位を走る鹿児島ユナイテッドが4連勝を飾り、しっかりと首位をキープ。反対に福島ユナイテッドがホームで6失点の完敗を喫し、松本山雅もスコアレスドローに終わり、昇格圏から転落した。
■ 6月5日開催 結果
・J2第20節
秋田 2-2 熊本
山形 4-0 琉球
大宮 0-2 水戸
千葉 2-0 仙台
横浜FC 1-1 東京V
山口 2-1 群馬
大分 3-1 町田
岩手 1-0 甲府
栃木 2-3 長崎
・J3第11節
福島 0-6 藤枝
鳥取 0-0 松本
今治 2-0 愛媛
宮崎 1-0 長野
鹿児島 1-0 沼津
富山 1-0 讃岐
岐阜 0-0 八戸
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