2022年カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選では、日本時間9日から10日にかけて第7節が各地で開催。ここでは、日本時間10日に開催される試合の見どころを紹介する。
第7節注目試合（10月10日開催分）
ルクセンブルク対セルビア（グループA）
ポルトガルを追う2位セルビアは3位ルクセンブルクと対戦する。今節はポルトガルの試合がないため、セルビアは勝利すれば暫定首位へと浮上する可能性がある一戦だ。
なお、両チームは9月にも激突。セルビアにとってホームでの一戦ではアレクサンダル・ミトロヴィッチが2ゴールを挙げる働きを見せ、4-1と快勝を収めた。フィリップ・コスティッチ、セルゲイ・ミリンコヴィッチ＝サヴィッチといった選手も所属クラブで好調を維持しているだけに、強力攻撃陣の爆発に期待が集まる。
スウェーデン対コソボ（グループB）
グループBでは2位スウェーデンと4位コソボが激突。1位スペインとは消化試合が2つ異なるため、スウェーデンは今後の結果次第では単独首位に立つ可能性もある。
前節はギリシャにまさかの黒星を喫したが、それまではスペインも下すなど好調を維持。注目はアレクサンダー・イサクとデヤン・クルゼフスキの若き2トップ。ともに速さと巧さを兼ね備えており、欧州でもトップクラスの逸材だ。加えて、ベテランのエミル・フォルシュベリのチャンスメイクは絶妙でアクセントをつけることができている。
モルドバ対デンマーク（グループF）
グループFの首位を快調に走るデンマーク。やや組み合わせに恵まれたとはいえ、夏からクリスティアン・エリクセンを欠く中で6戦全勝は見事な結果だ。
チームの年齢バランスは良く、ベテランと若手が融合し、まさに成熟期を迎えている。EURO2020でも躍動したミッケル・ダムスゴーやヨアキム・メーレといった若い選手に加え、ピエール・エミル・ホイビュア、トーマス・ディレイニー、シモン・ケアー、カスパー・シュマイケルといった経験ある選手がチームの屋台骨となっている。今回の予選に関しては問題なく勝ち点を積み上げることが予想されており、さらにチームとしての練度は上がっていくことだろう。
アンドラ対イングランド（グループI）
EUROでは決勝進出を果たしたイングランド。難敵揃いのグループIの中でも5勝1分けと無敗で首位をキープしている。
直近のポーランド戦は引き分けたものの、ハンガリーとアンドラにはともに4-0と快勝を収めている。現在の欧州国の中では屈指の選手層を誇っており、すべてのポジションに一線級の選手が複数人いる。エースのハリー・ケインはトッテナムでは今季スロースタートとなっており、代表での活躍にはずみをつけたいところだ。
第7節日程（10月10日開催）※日本時間
【グループA】
1:00 アゼルバイジャン vs アイルランド
3:45 ルクセンブルク vs セルビア
【グループB】
1:00 スウェーデン vs コソボ
1:00 ジョージア vs ギリシャ
【グループD】
1:00 フィンランド vs ウクライナ
【グループF】
1:00 スコットランド vs イスラエル
3:45 フェロー諸島 vs オーストリア
3:45 モルドバ vs デンマーク
【グループI】
3:45 アンドラ vs イングランド
3:45 ハンガリー vs アルバニア
3:45 ポーランド vs サンマリノ
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