試合の概要
現在のプレミアリーグ、そして世界を代表する大一番だ。現地時間8日、エティハド・スタジアムを舞台にマンチェスター・シティとリヴァプールが激突する。
マンチェスター・シティ(10位 勝点11 | 3勝2分1敗 | 9得点8失点)
ジョゼップ・グアルディオラ監督も言うように、昨季からほぼ休暇がないまま新シーズンを迎えたシティ。超過密日程によりケガ人も続出すると、他チームに比べて1試合消化が少ないとはいえ10位に甘んじている。グアルディオラ監督のキャリアワーストスタートとなってしまった。
要因として挙げられるのが、決定率の低さだ。ここまで6試合でプレミアリーグ4位となる96本のシュートを放つシティだが、奪ったゴールはわずかに「9」。決定率は「9.4%」とワースト4位だ。セルヒオ・アグエロやガブリエウ・ジェズスといったストライカーを欠いているとはいえ、深刻な得点力不足にあえいでいる。
それでも、王者との大一番ではジェズスが復帰。前線の選択肢が増え、グアルディオラ監督にとっては様々な策を練るに十分な手札が揃っている。これまでの対リヴァプールではボール保持にこだわりすぎず、サイドバックの裏のスペースを素早く突く狙いを何度か見せてきたが、世界屈指の知将は勝利が必要な大一番でどのような狙いを持って挑むのだろうか。
注目選手:フェラン・トーレス
今夏加入して偉大なレジェンド、ダビド・シルバの背番号21を引き継いだスペイン代表。これまではウイングでプレーを続けてきたが、ストライカーの故障が相次いだために直近公式戦2試合では中央で起用されている。すると、持ち前のスピードやタイミングの良い飛び出しで攻撃のアクセントとなっている。今回のビッグマッチでも先発が予想されており、自身の名をさらに上げるチャンスを手に入れそうだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ディアス、ラポルト、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、B・シウバ
FW:マフレズ、F・トーレス、スターリング
リヴァプール(2位 勝点16 | 5勝1分1敗 | 17得点15失点)
第4節でアストン・ヴィラに衝撃の2-7敗戦を喫したリヴァプール。それでも、以降の公式戦6試合で5勝1分けとその実力を見せつけ、プレミアリーグでも前節終了時点で“定位置”の首位に戻って来た。今回の一戦でシティを叩くことができれば、改めてこのリーグの支配者であることを証明することになる。
今季のリヴァプールは失点の多さが指摘されており、失点数はここまでリーグワースト2位の「15」だ。リーグ戦直近2試合も先制点を許しており、フィルジル・ファン・ダイクの長期離脱の影響は大きい。それでもシェフィールド・ユナイテッド戦(2-1)、ウェスト・ハム戦(2-1)とどちらも逆転で勝利を収めており、昨季同様に厳しい状況下でも勝負強さを見せつけている。
シティ戦ではチアゴ・アルカンタラが間に合わず、ファビーニョ、ファン・ダイク、アレックス・オックスレイド=チェンバレンも引き続きベンチ外となる。それでもジョエル・マティプが復帰しており、大一番で3試合ぶりの復帰となりそうだ。ファン・ダイクを欠く中、両サイドバックの上がったスペースをうまく管理できるか、そしてボールを持たされた際に中盤の選手がどう攻撃をサポートするのか、ユルゲン・クロップ監督の手腕が試されることになりそうだ。
注目選手:ディオゴ・ジョタ
直近公式戦4試合で6ゴール、厳しい試合でもチームを救う得点を奪ってきたジョタ。元イングランド代表ゲイリー・リネカー氏も「素晴らしい。リヴァプールの3トップはこれ以上改善できないと思われていた。だが……」と絶賛している。アンタッチャブルと思われてきた3トップに、新たな可能性を見出している。得点はもちろん、ドリブルからチャンスメイクまで器用にこなす23歳は、大一番でも先発の座を掴むことが予想されている。絶好調の彼は、結果を残すことができるのだろうか。
予想スタメン(4-3-3)
GK:アリソン
DF:A=アーノルド、マティプ、ゴメス、ロバートソン
MF:ミルナー、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、ジョタ、マネ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月9日(月)日本時間1:30
- 解説:戸田和幸 実況:安井成行
- 会場:エティハド・スタジアム
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。