試合の概要
ここまでの7戦で4勝1分け2敗のエヴァートンと、6試合を消化して2勝1分け3敗と苦しんでいるマンチェスター・ユナイテッドがグディソン・パークで激突する。
エヴァートン(4位 勝点13 | 4勝1分け2敗 | 15得点11失点)
開幕からリーグ4連勝、公式戦7連勝と絶好のスタートを切ったカルロ・アンチェロッティ監督率いるエヴァートンだが、第5節でリヴァプールと引き分けた後、前々節ではサウサンプトンに0-2と敗戦。そんな中、前節はアウェーでニューカッスルと対戦した。
そのニューカッスル戦では、0-0で迎えた後半にカラム・ウィルソンに2ゴールを奪われると、試合終了間際にドミニック・カルヴァート=ルーウィンが1点を返したものの、1-2で敗戦。これでリーグ戦2連敗、公式戦3試合勝ちなしの状況となった。
今回の試合に向けては、足首の負傷で前節を欠場したハメス・ロドリゲス、ハムストリングを痛めている主将のシェイマス・コールマンが引き続き欠場する可能性があり、メイソン・ホルゲイトとジェンク・トスンも負傷欠場見込み。さらに、リシャーリソンも出場停止という厳しい状況だが、日程面のアドバンテージを活かして、ホームで4試合ぶりの白星をつかみ取れるか。
注目選手:ドミニック・カルヴァート・ルーウィン
リシャーリソン不在でハメスも万全ではない中、やはり期待がかかるのは23歳のエースだ。ここまでのリーグ戦7試合のうち6試合でゴールを挙げており、目下のところゴールランキング首位に位置。公式戦9試合で11ゴールを挙げるイングランド代表FWが、軟弱さを露呈しているマン・U守備陣に対してハイボール、地上戦のスピード勝負いずれでも、積極的に圧力をかけていきたい。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:ピックフォード
- DF:ケニー、ミナ、Mi・キーン、エンクンク
- MF:アラン、デルフ、ゴードン、ドゥクレ、シグルズソン
- FW:カルヴァート=ルーウィン
マンチェスター・ユナイテッド(15位 勝点7 | 2勝1分け3敗 | 9得点13失点)
一方のマン・Uは前節、アーセナルと対戦。4-3-1-2のシステムで臨んだチームだが、多くの時間で相手に試合をコントロールされると、後半にポール・ポグバが軽率なプレーで献上したPKをピエール=エメリク・オーバメヤンに決められて0-1で敗れた。
さらに4日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループH第3節でイスタンブール・バシャクシェヒルと対戦したが、13分に緩慢な守備組織を突かれて失点。さらに40分にもゴールを奪われたチームは、アントニー・マルシャルがネットを揺らして1点を返すも、そのまま1-2で敗れた。
不甲斐ない戦いを見せるチームに対してOBなど周囲の風当たりは強くなり、オーレ・グンナー・スールシャール監督の去就も取りざたされる状況に。今回の試合に向けてはマルシャルの出場停止が解ける一方でエリック・バイリーは負傷欠場となるが、主力は概ね使える状態。戦力は揃っているだけに、ここで3試合ぶりの勝利を手にしなければ、指揮官の状況はさらに厳しいものになりそうだ。
注目選手:ハリー・マグァイア
OBのリオ・ファーディナンドに「お互いを褒め合いすぎていたのかもしれない、という彼の試合後コメントを見た。チームを掌握しないと。彼はキャプテンなんだから」と注文されたマグァイア。常に闘う姿勢は見せているが、ここまでリーグ13失点の守備を統率しきれていないだけに、ここで改めて最終ラインを引き締めたい。特に今回の試合では、個人としてもマッチアップする難敵カルヴァート=ルーウィンをしっかりと抑えたいところだ。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:デ・ヘア
- DF:ワン=ビサカ、リンデレフ、マグァイア、ショー
- MF:マティッチ、ポグバ、B・フェルナンデス
- FW:グリーンウッド、マルシャル、ラッシュフォード
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月7日(土)日本時間21:30
- 解説:水沼貴史 実況:下田恒幸
- 会場:グディソン・パーク
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