【プレビュー】8連勝で本大会出場狙うデンマーク。盤石のイングランドは勝利で2位以内確定 | W杯欧州予選

2022年カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選では、日本時間12日から13日にかけて第8節が各地で開催。ここでは、日本時間13日に開催される試合の見どころを紹介する。

第8節注目試合（10月13日開催分）

ポルトガル対ルクセンブルク（グループA）

消化試合がひとつ多いものの、セルビアが首位に立つグループA。ポルトガルは勝利して、セルビアに圧力をかけたいところだ。

直近のポルトガルはカタールとのテストマッチで3-0と完勝。クリスティアーノ・ロナウドやアンドレ・シウバといった主力が得点を重ねた。ルクセンブルクは格下だけにメンバーを落とすことも考えられるが、得失点のためにも大量得点を挙げたいところだ。

なお、セルビアは勝てば2位以内が確定。ポルトガルは引き分け以上で2位以内が決まる。

スウェーデン対ギリシャ（グループB）

前節のコソボ戦では3-0と完勝を収め、4勝1敗としたスウェーデン。今節に勝利すれば、スペインをかわして単独首位に立つ。

ここまで攻撃陣が好調なのもポジティブな要因だ。エミール・フォルシュベリやアレクサンダー・イサクといった選手がゴールを挙げており、不安は見当たらない。

すでにグループBではスペイン、スウェーデン、ギリシャの三つ巴が決定しており、ギリシャにとってもこの一戦は正念場。初戦では勝利しているだけに、その再現を敵地でも見せたい。

デンマーク対オーストリア（グループF）

予選7連勝で首位に立つデンマーク。すでに2位以内は決定している。このオーストリア戦で勝つか、引き分けてもスコットランドが引き分け以下で予選突破が決定する。

一方で、4位のオーストリアも2位でのプレーオフ行きを目指しているため、デンマーク指揮官キャスパー・ユールマン監督も警戒。「ワールドカップに出場するのはとても難しいこと。私たちは試合をすることにとても集中しており、それが終わるまでは何も確かなことはない。オーストリアはEURO2020ではとても強かったし、ブンデスリーガからも才能ある選手が集まっている」と話す。

予選8連勝の快挙は達成できるのか、注目が集まるところだ。

イングランド対ハンガリー（グループI）

前節のアンドラ戦では若干のメンバーを落としながらも、その選手たちが躍動。タミー・エイブラハム、ジェームズ・ウォード＝プラウズらがゴールを挙げ、5-0と大勝を収めている。

勝ち点を19に伸ばしたイングランドは今節の勝利で2位以内が確定する。初戦では敵地で4-0と勝ってはいるものの、侮れない相手だ。

とはいえ、選手層の厚さを見せつけ、この試合では前節ベンチに座ったハリー・ケインやカイル・ウォーカー、ラヒーム・スターリングといった主力選手も先発出場する見込み。ホーム、ウェンブリー・スタジアムで気持ちよく白星を手にしたいところだ。

第8節日程（10月13日開催）※日本時間

【グループA】
3:45 セルビア vs アゼルバイジャン
3:45 ポルトガル vs ルクセンブルク
【グループB】
3:45 コソボ vs ジョージア
3:45 スウェーデン vs ギリシャ
【グループC】
3:45 リトアニア vs スイス
3:45 ブルガリア vs 北アイルランド
【グループD】
3:45 ウクライナ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ
【グループF】
3:45 フェロー諸島 vs スコットランド
3:45 イスラエル vs モルドバ
3:45 デンマーク vs オーストリア