新型コロナウイルスの影響で中断が続くセリエAだが、再開に向けて暗雲が立ち込めている。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。イタリアでは22万人近くの感染者が報告されるなど、緊迫した状態となっていた。それでも新規感染者の上昇が鈍化したことから、セリエAも再開を目指して各クラブがトレーニングを再開するなど、2019-20シーズン続行へ向けて動きを見せていた。
しかし、再開に向けて再び暗雲が立ち込めている。各クラブはトレーニング再開前に選手たちの検査を行ったが、次々と新たな感染者が報告される事態となっている。6日にはトリノが所属選手の1人の陽性反応が確認されたことを発表していたが、7日にはフィオレンティーナとサンプドリアも新規感染者が確認されたことを明かした。
フィオレンティーナは、選手3名とスタッフ3名の感染を報告。プロトコルに従い隔離を行うこととなったが、残りのメンバーたちはスケジュール通りトレーニングを行うと合わせて発表している。
また吉田麻也が所属するサンプドリアでも、4選手の感染が確認されている。「新規感染者3名、再感染者1名が確認された。現在症状はなく、隔離を行い経過を観察する」と発表している。
ブンデスリーガ（ドイツは）は今月16日からの再開が決定し、ラ・リーガ（スペイン）も来月半ばからの再開が濃厚となっている。しかし、イタリアではもうしばらく時間を要することになりそうだ。
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