試合の概要
11年ぶりのスクデットを目指すミラン。第32節では、敵地でトリノと対戦する。
トリノ（順位：11位 勝点38 ｜ 10勝8分け12敗 ｜ 35得点30失点）
昨年末は好調だったものの長続きせず、直近9試合で1勝のみ（4分け4敗）にとどまるトリノ。それでもユヴェントス（1-1）、インテル（1-1）と上位陣相手にも引き分けを演じ、ここまで38ポイントを獲得。残留は確実だが、欧州カップ戦圏内ともやや離れている状況だ。
負傷者が続出しているトリノだが、引き続きデニス・プラートにアントニオ・サナブリア、シモーネ・ザザらも欠場見込み。イヴァン・ユリッチ監督はミラン戦もやりくりに頭を悩ませるだろう。
優勝という絶対的な目標のあるミランに対し、モチベーションの維持が難しいトリノ。この試合はユリッチ監督らしく、マンツーマン気味の激しいプレッシングを行うことが予想されるが、心理面でのコンディションが重要となりそうだ。
注目選手：アンドレア・ベロッティ
トリノ在籍7シーズン目を迎えたイタリア代表ストライカー。しかし、フル稼働してきたこれまでのシーズンと違い、今季は負傷の影響もあって16試合で5ゴールにとどまっている。シーズン後にはミラン移籍も噂されるキャプテンは、この一戦でサポーターを喜ばす得点を奪えるのだろうか。
予想スタメン(3-4-2-1)
GK：ベリシャ
DF：イッツォ、ボンジョルノ、ブレーメル
MF：シンゴ、マンドラゴーラ、リッチ、ヴォイヴォダ
FW：ルキッチ、ベロッティ、ピアツァ
ミラン（順位：1位 勝点67 ｜ 20勝7分け4敗 ｜ 56得点29失点）
第24節インテルとの直接対決で勝利（2-1）、首位に躍り出たミラン。しかし、その後は7試合で4勝3分け。ライバルとともに勝ち点を取り切れない試合も多く、混戦から頭1つ抜け出すことができなかった。31試合消化時点では、2位インテル、3位ナポリと1ポイント差となっている。
終盤戦へ向けもう取りこぼしは許されない中、長期離脱中のシモン・ケアーに加え、アレッシオ・ロマニョーリとアレッサンドロ・フロレンツィもこの試合には欠場する見込み。DFラインの選考は、ステファノ・ピオリ監督にとって悩みのタネとなっている。
それでも、激しい優勝争いの中で勝利は必須。シュート33本を放ちながらスコアレスドローに終わった前節ボローニャ戦のような戦いを繰り返してはならない。直近5試合は複数得点が一度もないなど得点力に課題を残す中、アタッカー陣の奮起が必要となる。
注目選手：ズラタン・イブラヒモヴィッチ
アキレス腱の負傷から復帰後は慎重な起用が続いたが、前節は約20分間ピッチに立ったイブラヒモヴィッチ。ここのところ奮闘していたオリヴィエ・ジルーが3試合無得点ということもあり、コンディションを上げる“神”の出場時間がより増えることになるかもしれない。40歳でもチームを牽引するレジェンドには、スクデットにつながる得点が期待される。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK：メニャン
DF：カラブリア、カルル、トモリ、テオ・エルナンデス
MF：サレマーカーズ、ベナセル、トナーリ、レオン、ブラヒム・ディアス
FW：イブラヒモヴィッチ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年4月11日（月）日本時間3:45
- 実況：北川義隆
- 会場：スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ
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