元日本代表指揮官のアルベルト・ザッケローニ氏は、セリエA再開について否定的な意見を抱えているようだ。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』で語った。
新型コロナウイルスの影響を大きく受けているイタリア。セリエAは3月上旬に欧州4大リーグとして最初に中断している。とはいえ、現在では再開に向けての議論が進められ、6月半ばの再開と8月20日の今シーズン完了を目指す方針がイタリアサッカー連盟(FIGC)により示されている。
しかし、ミラン、ユヴェントス、インテルといったイタリアのビッグクラブを率いてきたザッケローニ氏は、以下のように疑問を呈した。
「ほぼ活動が停止していた状態から70日ぶりにリーグを再開するなんて、狂気の沙汰のように思える。経済的な利益やタイトルの授与、昇格チームや降格チームを決定する必要に迫られてという以外にない。これほど強引なシチュエーションでは、選手にとって心理的な負担となるだろう」
「長いロックダウンの期間を乗り越えたばかりなのに、もし新たな感染が発覚すれば再び合宿先で隔離されることになる。チームが穏やかでいられるはずがない。準備期間も通常通りにはいかない。本来であれば、親善試合をこなした上で開幕を迎えるものだ」
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