ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、ユヴェントスとの優勝決定戦が行われた場合には自信を示している。
新型コロナウイルスの影響で、セリエAは現在シーズンがストップ。イタリアではこれまでに20万人近くが感染し、2万6000人を超える死者が出ている。しかし新規感染者が減少傾向にあることから、ジュゼッペ・コンテ首相は26日、ロックダウン（都市封鎖）の段階的解除を発表し、5月4日から個人競技の練習再開を認める方針を示した。しかしサッカーなどの団体競技はその2週間後にあたる18日まで見送られ、いまだリーグ再開の目処は立っていない。
ラツィオは中断されるまで、首位ユーヴェと勝ち点1差の2位をキープ。20年ぶりのスクデットの可能性があるが、シーズンが再開されないことも予想されている。一方で、ロティート会長はイタリア『La Repubblica』で、打ち切りになった場合、首位ユヴェントスとの優勝決定戦実施について問われ、このように話した。
「提案されればこれを受け入れる。現段階で、我々は1ポイント差でユヴェントスの後ろにいる。しかし、リーグ戦では3-1で勝利し、スーパーカップでも3-1で勝利した。それに、彼らとの試合はまだ残されている」
一方で、シーズンが再開されれば「我々へのアドバンテージはなくなる」と話し、全チームが週に2試合戦うことが不利に働くとも予想したロティート氏。セリエAはどのような結末を見るのだろうか。
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